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【動画公開】『テクノロジー的全体主義――AI・DNA・GAFA』オンライン講演会

2月2日、『漂泊のアーレント 戦場のヨナス――ふたりの20世紀 ふたつの旅路』(2020年刊行)の著者、戸谷洋志氏と百木漠氏によるオンライン講演会『テクノロジー的全体主義――AI・DNA・GAFA』を開催いたしました。たくさんのご参加を頂き、オンラインではありながらも盛況なイベントとなりました。

本イベントでは、本書のテーマ「テクノロジー的全体主義」を中心に据え、

1. ハンナ・アーレントの思想
2. ハンス・ヨナスの思想
3. 「テクノロジー的全体主義」
4. テクノロジー的全体主義の諸側面:AI、バイオテクノロジー(DNA)、GAFA
5. テクノロジー全体主義への抵抗は可能か?

の5つのテーマに沿って対談を行いました。

そのときの様子をおさめた動画を、弊社YouTubeにて公開いたしました。それぞれのテーマごとに動画を分け、下記でご紹介しておりますので、どうぞご覧ください。

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①(百木漠氏)ハンナ・アーレントの思想について

【概要】
1.アーレントの生涯
2.アーレントの全体主義論『全体主義の起源』を例に
3.アーレントのテクノロジー論①『人間の条件』『政治とは何か』
4.アーレントのテクノロジー論②『アーレント政治思想集成』『過去と未来の間』


②(戸谷洋志氏)ハンス・ヨナスの思想について

【概要】
1.ヨナスの生涯
2.ヨナスの思想『責任という原理』
3.科学技術文明における倫理学とは?
4.ヨナスについて扱われている本について


③【対談】21世紀の私たちが直面する「テクノロジー的全体主義」とは?(ITテクノロジー、GAFA、監視社会…)

トランプ政権に代表されるポピュリズム、ナショナリズム、排外主義といった政治現象への関心の高まり。
仮に全体主義が現代に復活するとしたら、テクノロジーと強く結びつき、20世紀とは違う形を示すのではないか。
この仮説をもとに、「テクノロジー的全体主義」について語り合います。


④【対談】知らず知らずのうちに私たちの行動が画一化されている?20世紀のアーレント・ヨナスはどう捉えたのか

どういった哲学や倫理に基づいてテクノロジー的全体主義と対抗していくべきか。この問題意識を軸に、遺伝子工学、GAFAといった技術を例にとりながら「テクノロジー的全体主義」についての考察をさらに深めます。


⑤【対談】対話から始める テクノロジーとの付き合い方

全体主義を考える際にキーワードとなる「文学的想像力」「対話」etc…。
いかにしてそれらの概念を社会実装していけばよいのか。
アーレント・ヨナスの思想を現代に布置するうえでの可能性と限界に触れながら、テクノロジーとの向き合い方について語り合います。


⑥【質疑応答】コロナ禍で浮かび上がる人間の自由と生命の対立

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『漂泊のアーレント、戦場のヨナス』の詳細はこちらから↓

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こちらからは、本書のプロローグの試し読みができます。ぜひあわせてご覧ください。

#ハンナ・アーレント #ハンス・ヨナス #全体主義 #AI #DNA #遺伝子工学 #GAFA

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