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20240301_家畜化と騎馬の登場について考えたこと_ゲームチェンジの世界史_紹介と感想19

はじめに

こんにちは、Keiです。

 今まで私にとって"元気が出た"と思ったコンテンツや"役に立つかもな"と思ったコンテンツや考え方を紹介してきました。今回も良い人生にするために"役に立つかもな"と思った考え方を紹介していきます。

参考書

この度、参考にした本は
『ゲームチェンジの世界史』神野正史
です。

内容と感想

 前回の記事では"日本だけには根付かなかったキリスト教"までの部分を読んで感じた事を書きました。

 今回の記事では"戦争手段としての騎馬"までの部分を読んで感じた事を書いていきます。

内容

 人類は農耕の普及と共に、前8000-6000年ごろに羊・鶏・豚・牛などを家畜化していった。馬は牛や豚と比べ太りにくくて食肉に向かず、牛のような畜力にも乏しく、農耕社会にも馴染みある動物でもなかったため、家畜化は遅れることになった。馬は前4000年ごろに当時草原地帯だったウクライナで家畜化が始まった。馬は草原地帯のウクライナでは身近な動物で、羊や牛と違い雪に埋もれた草を自分で前足を使って掻き分けて食べるため、積雪のあるウクライナで飼育しやすかった。
 馬は移動速度が速い点もあり、当時の遊牧民は乗馬することを覚えるようになった。しかし、遊牧民にとって馬は命をつなぐ生命線であったため、馬の負担を減らすために極力乗馬しない時代が続いた。戦では戦場までの移動手段として乗馬することはあっても、戦闘では下馬して戦っていた。
 前8世紀ごろ、スキタイは乗馬して兵を率いることにより、行軍速度を飛躍的に向上することで戦略的にも戦術的に有利に戦うことができた。

感想

 家畜化の歴史について学ぶことができる良い機会になりました。家畜化が人類の生活と密接に関わっていることが理解できました。"馬は自分の前足で雪を掻き分けて草を食べる"など、それぞれの動物についての特徴も学ぶことができ、勉強になりました。また、それぞれの動物が様々な利点、欠点を踏まえた上で家畜として根付いていった点も理解でき、勉強になりました。家畜という視点で歴史を見ても様々な面に話が広がり、面白いと感じました。
 馬に乗り騎兵として戦うイメージが強かったので、"極力乗馬しない時代があったこと"や"戦場までの移動手段として乗馬しても、戦闘では下馬して戦っていた時代があった"点には驚きました。動物に乗って戦うという発想自体もそれまでの常識ではなかったという点が理解できました。改めて、現在の常識で当時の状況を考えることの危うさを実感できました。このように学ぶことで、スキタイは"大切な馬に乗って戦場で戦う"という当時はまだ前例のない挑戦をしたことがわかると思います。痛みが伴うものだとしても、耐えられる範囲で様々な挑戦を続けることは必要だと思いました。
 騎兵が一般的でない時代に、自軍に騎兵がいることの利点の大きさについても学ぶことができました。周りとの差が生じた場合、差があるうちに優位性を活かして立ち振る舞った点は参考にできると思います。自身の有利な点や得意な点は常に意識して、活動できると良いと思いました。

最後に

 失敗しても耐えることができる範囲で、挑戦を繰り返すことはとても重要だと思います。小さな挑戦を繰り返し、自分の得意な点や優位な点を作ることができると、より今後に活かすことができると思います。自分の強みも意識し、活動できると良いと思いました。
 小さな挑戦を繰り返し、自身の強みを増やすことで、より充実した人生を歩んでいきましょう!

 どなたかの参考になれば幸いです。

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