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一浪のこと

 小生のnoteに一浪時の詳細を書いてほしいとコメントがあったので、一浪時の事を振り返りながら書こうと思う。結果として大きな敗北を喫することになるので、これから受験を迎える人は反面教師として読んで、小生のような失敗をできれば避けてほしい。
 まず仮面浪人を始めるきっかけについては別のnoteで詳しく書いたので割愛する。5月から7月、仮面浪人を始めた当初は何をすればいいか分からず適当に参考書を解いたりtwitterで暴れて恥を晒したりしていた。慶應仮面という立場でキチガイムーブをし、仮面先を叩いたり下ネタを連呼するなどして暇を潰していた。そして謎にフォロワーが増え、色々な人と馴れ合うのが楽しくて1日中twitterに張り付いている日が多かった。そして8月に初めて模試を受けることになる。まずは東大実戦、力試しで受けることになるが、散々な結果となる。理科二類がD判定でであったが、怠惰なことにほとんど無対策で受けた(英語の解く順番だけ決めた)のであまり落ち込みはなかった。その次に受けたのが京大オープン、これも第一志望の建築学科がC判定であまり良くはないが、現役時はこれより低い成績しか出せなかったので落ち込むことはなかった。その次は京大実戦、これは良い結果となった。ギリギリとはいえ建築学科A判定、これが慢心を生むことになる。当時あまり勉強できてなかったせいで逆に高いポテンシャルを感じて油断していた。また8月頃から、twitterの時間を減らす努力をするようになる。具体的には◯時間勉強しなければtwitterを見ないといった感じのことをしていた。大学のことについて、仮面浪人とは言うものの授業は一切行かなかった。大学の人からLINEで、授業にどうして来ないのか聞かれて気まずい思いで仮面浪人を打ち明けたこともある。(その人からそれ以来連絡はなかった。)
 そして秋以降は、twitterの時間を減らしてStudyplusでtwitterのようなことをしていた。検閲が厳しくて何度も垢バンされたのを覚えている。秋に受けた模試は、時系列順に京大本レ、京大オープン、京大実戦である。本レとオープンは建築C判定で自分の基準では耐えてはいたが、数学が間に合わないと感じて志望学部を農学部に変更した。(農学部は数学の配点が少ない。)そして次は京大実戦であり、農学部の応用生命化学科を第一志望で書いたが、結果はB判定。第二志望で書いた建築学科もB判定なのでそこそこ耐えた。これは数学の採点で当たりを引いて0完なのに100点以上入って救われたからかもしれない。現役や純浪の人が順当に成績を伸ばしていく中で自分は停滞していたので焦りを感じていた。その一方で、現役時に合格点を超えていた農学部に志望校を変更したことで油断もしていた。そして冬、共通テストの勉強を始める。この時の反省点としては二次の勉強をほとんどしなかったことである。この一年をを通して共通テストの勉強をほとんどしなかったので焦っていたからだと思う。結局共通テスト理系科目の結果が間に合わずに、共通テスト直前は共通テストの配点が文系科目しかない工学部出願を考えていた。
 そして共通テストを受ける。会場は専修大学の生田キャンパスだったと思う。まず1日目、文系科目は手応えが悪かったが、待てずその日の夜に自己採点をしたところ良い点数で、京大工学部傾斜168(その時は工学部に出願するつもりだった。)でそこそこ良く、心を踊らせて2日目の理系科目に臨む。数学が歴史的大難化であったが、もともと数学ができなかったこともあり楽観的な気分で2日目を終えた。結局、総合点は714くらいで現役時よりも30点以上低かったが、周りも全然取れていなかったので楽観的であった。工学部出願のつもりだったが、確実に受かりたかったので現役時に合格点+24だった農学部に出願を決意。共通テストリサーチの判定は第一志望学科C、第二志望学科Bとかだったので、多分受かると思いながら出願した。そして京大最終本レを受け、結果は応用生命化学科C判定。多少不安がありつつも二次試験会場に向かう。
 二次試験についてまず1日目、国語は特に言うところもなく終えて数学に臨む。ここで事件が発生する。0完である、しかも易化。前年度が大幅な易化ということもあって、難化だろうと解いている最中は思っていたが、帰り道にtwitterで見る「易化」の文字 。絶望した。2日目は頭が真っ白だったのであまり覚えていない。そのせいか、理科の試験中に頭の中で音楽が流れて集中できなかった。そして結果は順当に不合格。

開示はこんな風になった。二浪で受かったからネタにできるが、数学35点は本当にヤバかった。その他の教科が現役よりも少し高くなっていることだけが救いである。

京大入試開示2022

また、他学科との点差は以下のようで、87点差で落ちた物理工学科に今年受かったのは今思えば面白い。農学部の22点差で落ちたのは地味にショックだちゃ。

 一浪目を振り返って色々思うことがあるが、特に思うのは失敗して大きな敗北を喫したのは今思えば良い経験であり、必ずしも悪い思い出ではないということだ。冗長でつまらない文章だが、最後まで読んでくれる人がいたら本当に嬉しい。


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