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柔軟な働き方で「人生の時空間」をデザインしよう

私は出版社でフルタイムの正社員として働いています。

3年前から副業ベースで、講演の主催や出演、コンサルティングなどの仕事をフリーランスとして続けています。

コロナ以前は都内の提携会場やその時々の会場であちこちと登壇していて、コロナの今はオンラインで活動しています。

また、会社は緊急事態宣言が出ている間だけですが、週に2日だけ在宅勤務ができるようになりました。

会社員とフリーランスの二足の草鞋を履いてみて、会社としてリモートワークもやってみて、驚いたことがあります。

「毎日オフィスに行くのが当たり前だと思っていたけれど、柔軟な働き方をしても生産性さがらないじゃん…!」

「これまで、通勤して週5で会社に行ってたの、なんだったの?」

コロナでなし崩し的に在宅勤務が解禁された会社員は、似たようなことを思っている方も多いと思います。

会社には営業時間があり、顧客対応が必要という意味では、ある程度どの時間に働くかは決まっていた方がスムーズかもしれません。

ただ、対面する必要がない場合や、同時間帯に複数人で作業する必要でない場合は、出社の必要というものを感じませんでした。

フリーランスの活動と在宅勤務の導入によって、「好きな時間、好きな場所で働ける」という状況に近づきました。

そしてこの自分が働き暮らす「時間」「空間」を選べることが、人生を相当に豊かにすると気付きました。

まず、通勤時間という無駄な時間を削れます。

「通勤時間は貴重なインプットの時間」「通勤があるから体を動かせる」「通勤で気持ちを切り替えている」なんて通勤を正当化する人もいますが、どれも自宅でもできることです。

通勤がない日も家でインプットの時間を取れますし、出社しない日は長めにウォーキングをして8000-10000歩を目指して体を動かします。

気分を変えるため、家には3箇所のワークスペースを設けて(仕事用デスク、ダイニングテーブル、折り畳み作業台)、家で捗らない時は行きつけの電源カフェ3箇所のどこかにいきます。

フリーランスとしての仕事も、スケジュール通りに必要な納品や連絡をしていれば、いつどこで仕事をしていようが関係ありません。

旅先で「リゾートテレワーク」をしたり、電車の中で原稿を書いたり、早朝や深夜に作業をしても、全体の進行に支障がなければ全く問題がありません。

東京に本社がある会社の仕事でも、私以外のプロジェクトメンバー2人は西日本在住だったこともあります。仕事開始から終了まで、オンラインでしかお会いしていない方もたくさんいます。

「東京に通う」という縛りがなくなったことで、私自身が過ごす「時間」「場所」を自由にデザインできるようになりました。

もともと旅行が好きなので、「旅先でも仕事ができる」と思えば、気兼ねなく長めの旅程も組めるし、出発前に無理な調整をしなくて済みます。

ネット環境さえあればどこでも仕事ができるので、自分の実家や夫の実家に帰省する頻度も高めにできます。

何より、日常の中でも、状況や気分によって働く場所を選べることで、クオリティオブライフが上がりました。

本の企画を考える時に書店併設のカフェで仕事をすれば、ぷらっと席を立って背表紙を眺めるだけでアイデアが浮かびます。

忙しくてリフレッシュの時間が取れないときも、いつも行かない街の電源カフェに行くだけで非日常が味わえます。

仕事が忙しすぎて家族の時間が取れないときも、二人とも自宅作業にすることで会話の時間も増え、スキマ時間にパパっと家事も終わらせることができます。

柔軟な働き方で、「自分の人生の時空間を操る」ことで、幸福度が増すことに気付けました。

そして、時空間を操れる度合いは、個人の能力と評価の高さと比例すると思います。

十分なアウトプットも出せないのに「温泉宿から仕事してます!」と言ってもイライラされるだけです。

リモートでも仕事を得るためには、自分の能力を評価してくれて指名してくれるクライアント・仲間が必要です。

市場価値を高めることで、より柔軟な働き方を手に入れ、好きな時間・好きな場所で働くことで、人生の幸福度を総合的に上げたいなと思っています。

パラレルキャリア研究所代表 慶野英里名

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