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DBS フェリーで行く ウラジオストク②

引き続き、DBSフェリーのお話です。
ここでは、境港〜東海(ドンへ・韓国)の内容になります。
※2021年現在、このDBSフェリーはコロナの影響で2020年に廃業となり、幻の航路となりました。

無事に境港の国際旅客ターミナルに着いた私とH君は事前に電話予約をしており、スムーズにチケットを購入することができた。
この、DBSフェリーは、韓国の会社が運営している船で、週1便境港〜東海(ドンへ)〜ウラジオストクを1隻で往復している。

当時、ウラジオストクは今のような電子ビザがなかったため、ビザを取らないといけず、ロシア専門旅行会社のJICにお願いをした。

じっくり担当者とお話と行程を決めることができ、
ビザ申請はもちろん、受け取りまでかなりスムーズにすることができた。
(当時別府にいたため、郵送での手続きをお願いした。)

さて、いよいよ乗船となるが、この船は境港からウラジオストクまで2泊3日で行く。
1日目の夕方に境港を出港。
2日目の昼前に韓国の東海(ドンへ)へ寄港、3時間ぐらいし出港。
3日目の夕方ごろウラジオストクに到着する流れである。

チケットも韓国までのチケットと、ウラジオストクまでのチケットに分かれており、韓国で入国も可能とのこと。
これは韓国で食料の到達ができることも意味する。

博多〜釜山以来の国際航路以来のため、期待が大きかったが、少し船が小さく感じた。
調べると日本の中古船を使っているとのこと。
しかし、船内にはレストランや売店、免税店があり、国際線としての威厳は保たれている感じがした。

私が予約した部屋は2等。
雑魚寝かと思えば、10人部屋の2段ベットであった。

ちょうど金沢の大学生グループが大学の研修?で乗船しており、日本人の数は多かったが、彼らを覗くと1桁台。
その他は、韓国人・欧米人で9割。いや、9,5割と言ったところだろうか。

韓国までは、寝て起きれば着いている計算になるので、
H君と持ち込んだご飯を食べ、風呂に入り、早めの就寝。
豪華客船であれば、娯楽というものが多くあるが、
普通の旅客線のため、最低限の設備のみである。特にやることのない私とH君は、暗闇と化する海を見るか、本を読むかしかなかった。
私は出雲大社までに読もうとしていた古事記を船内で読むことに。

日本海は荒れるというイメージがあるが、夏の日本海は基本穏やか。
しかし、瀬戸内航路や、福岡〜韓国航路よりかは揺れるため、慣れていない人であれば酔い止めは必須である。

比較的静かな船内であり、揺れがゆりかごのように睡魔を運び、私とH君はいつの間にか記憶が無くなっていた。

韓国到着後は、誰が韓国に入国するかをチェックし、入国カードを記入し入国という流れであった。

その他部屋の保安等についてだが、一同鍵付きの部屋となる為、鍵を閉めることができるが、10人部屋に他人通しが入る為、基本部屋の鍵は開けっ放しであった。

次回③でウラジオストク入港と入国について書きたいと思います。


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