2020年7月22日朝のＮＹ経済ニュース

お早うございます。昨日のニューヨークは、まちまちでした。米国ではコロナウィルス増加に伴う策定を行うなど、またユーロ圏では、「復興基金の設立」の合意で、7500億ユーロ(約92兆円)の資金に関するＥＵの指導者間の合意によって後押しされ、景気敏感であるエネルギーセクターなどが買われました。

ダウ平均 26,840.40 + 159.53 +0.60%
S&P500種 3,257.30 + 5.46 +0.17%
NASDAQ総合 10,680.36 -86.73 -0.81%

エネルギーセクターなど買われる反面、ナスダックの情報通信などは、売られる展開となりました。そのため、ナスダックは、小幅反落しました。

欧州復興基金合意で欧州株上昇

昨日一番の大きなニュースは、ユーロ圏の復興基金設立合意でしょう。かねてからの焦点だった、補助機にと融資は、補助金3900億ユーロ、融資3600億ユーロ融資を増やすことで決定しました。そのため、ドイツダックスは、

１週間で3.74%上昇しました。

英国の「シネアジェン」重症化７９％低下

また相変わらずコロナワクチンの、いいニュースが入ってきています。アストラゼネカの開発しているワクチンは、中和抗体とウイルスを攻撃するＴ細胞の両方を増加させたと発表がありました。また、英国のバイオ製薬ベンチャー企業である「シネアジェン」の候補薬重症化リスクを79％低下させたとの治験結果を発表しました。

シネアジェンの株価は、上昇しました。

引用：ロイターＨＰシネアジェン株価

モデルナ下落－２．２０％

それと引き換え、今まで買いが集まっていました、モデルナ、エマージェントバイオソリューションなどが、売られました。

ＪＰモルガンが、アナリスト予想を下げたことが原因

ＪＰモルガンのアナリストが投資判断を「オーバーウエート」から「ニュートラル」に引き下げました。そのため、利益確定売りが膨らみました。それプラス、他社の良いニュースによる下落。そ内容は全く変わっていないので、しばらく様子見姿勢です。

エマージェントバイオソリューション下落-7.92％

エマージェントも下落しました。－７．９２％下落

フロリダ感染者過去最多ＮＹより多数

米国のフロリダ州では、コロナ感染者による入院患者数が、２．４％増え、21,780人に増えました。1日当たりの感染者は、517人にも上ります。最初のワクチンを年内に承認する可能性に向けて準備に入っています。

世界感染者増加1500万人！！

感染者は世界的にまだまだ右肩上がりに増えています。

コロナワクチン戦争

どちらにしろワクチンって、まだ実際は、治験段階で完璧な代物ではないだろうし、今後しばらくは、コロナ感染者は増加する傾向なので、コロナワクチン攻防というか、、、戦いが続くでしょう。中国の康希諾生物（カンシノ・バイオロジクス）が開発中の同ワクチン候補も有望な結果を示し、次の段階に進む見通しとなっているみたいです。

そのため、ワクチンは1社のものでは足りない・・。とも思うのです。

中国政府スパイ起訴？！！

ここにきて、中国のスパイ報道なども取りざたされていますし・・・。一日も予断を許せない展開ですね！！

日本も中国政府によるハッキング被害？！

日本にも被害が及んでいるというのです。上記のような、ワクチンに関する「テラバイト単位」の大量データを盗み出したとして、中国人ハッカー2名の起訴をしたようです。

このハッカーが、中国政府のために活動していたというのです。しかも10年に渡り犯行を行っていたとのことです。
米国をはじめ、英国やドイツ、日本など計11カ国が被害に遭っていたようです。

ハイテク製造業に携わる企業のほか、土木・生産・医療機器工学、ゲームソフト開発、太陽光エネルギー、医薬品などなど、ほとんどすべて網羅していますよね。。。氷山の一角何でしょうね・・・。

日経平均先物の値

先物の値は、22720円でした。大証日  -120でした。今日の日経平均は、下落で始丸と予想します。その後週末を控えて様子見ムードの高い薄商いでしょう。昨日の日本電産の決算が、市場予想を上回り安心感があったので、下落は限定的、10時スタートの上海市場により上昇に転じる展開も考えられます。また本日日本では、決算発表が33社あります。ジャフコ、トーメンデバイスなど。その決算などを見ての動きとなるでしょう。

日本市場は4連休

海外市場は、２３、２４と動いています。そしてその間に注目のハイテク大手「テスラ」「ツイッター」など手ごたえのある決算があります。日本は4連休ですね。薄商いでしょう！

良い一日を！！