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ストレステストとは?1週間の相場

こんばんは。遅くなりました。昨日のニューヨークは、3指数下げて引けました。コロナ感染拡大、テキサス州とフロリダ州が感染急増を受けてバーの営業停止やレストランの入店制限強化などをおこなうことになりました。

ダウ平均 25,015.55 -730.05 -2.84%
S&P500種 3,009.05 -74.71 -2.42%
NASDAQ総合 9,757.22 -259.78 -2.59%

強かったナスダック市場もー2.59%下落しました。

米国大統領選が11月にありますが、それに向けての「対立や、ヘイトスピーチ」に現及して、フェイスブックとツイッター(TWTR.N)への米国向け広告を年内中止すると発表されました。

フェイスブックが、8.3%下落。

フェイスブックのCEOのマーク・ザッカーバーグは、今後は誤解を招く恐れのある情報が含まれているか否かにかかわらず、投票に関連する投稿はトランプ大統領であれ誰からであれ、ラベル付けされることになる。と発表しました。

今週一週間(22日~26日)ニューヨーク相場

ここで、今週の22日~26日までの株価の振り返りをしてみましょう!

まずNYダウです。

今週一週間は、火曜日23日が比較的高く、24日以降は、コロナ感染者の増加とともに下落の一途をたどっています。

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次にハイテク大手が上場している成長企業中心の市場ナスダックです。

ナスダックも、火曜日を頂点にコロナ感染者の増加とともに下落しています。

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今週一週間は、後半下落に転じました。アメリカの経済指標は、予想から乖離することなく特に問題は感じられる結果ではありませんでした。

ストレステストの結果を受けて増配禁止

25日FRBが発表しました、大手銀行へのストレステストの結果を受けて、「9月まで増配禁止」「自社株買い再開禁止」したことが嫌気されました。

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また、コロナ感染者の広がりを懸念して、さらに、フロリダ、テキサス州がバーの営業を停止し、レストランの入店制限を発表したことにより、経済活動が滞り回復を遅らせるのではないかとの懸念が広がり大きく下げることになりました。

来週1週間(29日~7月3日)小動きのレンジ相場

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来週(6月29日〜7月3日)の相場は、コロナウィルス感染と重要な経済指標の発表で、上げ下げがあるでしょう。ただし2日の雇用統計を待つ展開が予想されます。そのため、小動きのレンジ相場でしょう!

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米国は、各州での感染拡大によりレストランなどの営業停止などを発表はしていますが、ニューヨーク州では、経済活動再開第三段に入ります。

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また、月末には、年金のリバランスによる需給は発生します。上昇していた市場については、調整売りなども出やすく、相場の重荷になる可能性もあるでしょう。7月は、ETF決算の配当金支払いに向けた売りも需要が意識されます。しかしながら、配当金の再投資が期待される可能性もあります。

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週末2日には、6月の雇用統計の重要な指標の発表があります。これに向けて売買しにくい週になる可能性が高いです。

一週間の経済指標6月29日~7月3日

相変わらずコロナ感染者増加は注視する必要があります。

一週間の経済指標です。米国の雇用統計のほかにも、日銀の短観など重要な指標があります。チェックが必要です。

6月29日 日本・小売売上高(5月)

     欧・ユーロ圏景況感指数(6月)


6月30日 日本・鉱工業生産指数(5月) 

     中国・製造業PMI(6月)

     米国・消費者信頼感指数(6月)


7月1日  日本・日銀短観(大企業製造業DI)(4-6月)

       ・製造業PMI(6月)

     欧・ユーロ圏製造業PMI(6月)

     米国・ISM製造業景況指数(6月) 

        ADP全米雇用報告(6月)


7月2日  米国・新規失業保険申請件数(先週)

     米国・雇用統計

     米国・製造業受注(5月)


7月3日  日本・サービス業PMI(6月)

     中国・財新サービス業PMI(6月)

     欧・ユーロ圏サービス業PMI(6月)

今日は、上記の記事で少し触れました、銀行などへ行うストレステストについて解説をします。

「ストレステスト」って、よくわからない人多いのではなにでしょうか?

簡単にご説明します。

ストレステストとは??

「ストレステスト」とは、stress testといい、健全性検査のことです。

銀行や国家などの経営内容が、安全かどうか調べる検査のことです。

通常の検査とは違い、「ストレス」つまり、かなりな不安定なリスクを感じる状況下(経済成長率が5%マイナス、通貨相場10%上昇、国際価格30%下落等々)でも「自己資本比率」が、基準内に収まるかどうかを検査判断することです。

このことは、市場や、投資家の漠然とした不安を払しょくすることが出来ることがあります。

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2009年、リーマンショックの次の年に米規制当局が、この「ストレステスト」を行いました。

最近では、NY連銀が、BP破綻に伴うストレステストを行ったり、欧州銀行監督院会が、ギリシャ経済危機による欧州の銀行検査を行いました。

ただし、この検査は、検査をする監督当局の責任が問われる場合があり、救済措置、財政圧縮が必要になる場合もありますので、内容や結果などは操作される可能性があります。

現に、2010年度、ギリシャショックの際、ストレステストの結果は当然不合格だったにも拘わらず、ECBの中でギリシャの赤字は操作されることになりました。

経済や経営の分野では、新しい手法であるため、ストレスのかけ方の標準化はこれからの課題ではあります。

今回のストレステストの結果について

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今回のストレステストの結果については、「銀行業界は年次ストレステスト(健全性審査)で良好な結果だった」としました。

しかしながら、、、FRBは、資本計画の年内の再提出を銀行に求めました。

過去10年のストレステストでは前例のない厳しい要請でしたとし、この情報を利用し、銀行の財務状況とリスクをさらに評価していくと説明しました。

まとめ

今週一週間は、梅雨入りもして、うっとうしい天気になりました。マスクをしているせいか、息苦しく特に気温は高く感じました。相場は、週末コロナ感染者の増加でニューヨークは下げて引けました。日本の東京の感染者も57人と緊急事態宣言が解除されてから最高の人数となりました。そんな中EUは、渡航解除調整に入りました。

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来週から7月に入ります。よい週末を・・。ありがとうございました。


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