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ワクチン開発とM&Aによる上昇⤴2020.9.15

お早うございます❕週明けの昨日米国市場は、3指数とも上昇で引けました。コロナワクチン開発の進展を好感し、また企業のM&Aなどのニュースを受け、ハイテク株、ワクチン関連株中心に上昇しました。

ダウ平均 27,993.33 + 327.69 +1.18%
S&P500種 3,383.54 + 42.57 +1.27%
NASDAQ総合 11,056.65 + 203.11 +1.87%

ファイザー、ワクチン一般向け年内に配備❓❕

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アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、ワクチンが、米国で年末までに一般向けに配備される公算が大きいとの見通しを示しました。

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また、同社ファイザーは、治験の被験者の人数を4万4000人に増やすと米食品医薬品局(FDA)に届け出ました。また一歩他のワクチン開発グループから抜きんでた格好となりました。このニュースを受け、ファイザーだけではなくワクチン関連株が総じて上昇しました。

特にここのところ軟調であったモデルナが7.3%上昇しました。

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TikTok、米国事業は、オラクル!?

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中国のバイトダンスが運営する動画投稿アプリ「TikTok」の、米国事業を巡る交渉で、オラクルがマイクロソフトを抑え、取引成立に向けて前進したことがわかりました。

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これを受けてオラクルの株価は、4.3%上昇しました。

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オラクルのCEOであるラリー・エリソン氏は、シリコンバレー有数の大金持ちで有名です。

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またトランプ支持者です。

今回の買収劇は、通常の企業間の買収とは異なり、最終的な売却価格の一部を政府が受け取れるように要求しているところがあります。

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この考え方をくみ取ったのが、マイクロソフトではなくトランプ支持のオラクルのCEOだったとの見方もあります。

米国に2万人の雇用を生む

また今回のTikTokの買収に関して

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ムニューシン氏は、「オラクルが選ばれた。技術的な精査をしたい。安全面などを確実にする必要があり、今後数日かけてオラクルと話し合う」

また今回のM&Aにより、「米国に2万人の新規雇用が生まれる」とも話しました。早ければ20日に決定します。

米国ギリアドが、イミュノメディックスを買収❕

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14日、HIV治療薬など抗治療薬の開発会社であるギリアド・サイエンシズは、同業のイミュノメディクスを買収することで合意しました。

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革新的な乳がん治療薬「Trodelvy」を開発したイミュノメディクスの価値を約210億ドル(約2兆2300億円)と評価し、1株当たり88ドルの現金で買収します。11日終値42.25ドルに対し、同社の価値を2倍強と評価しています。

イミュノメディックスの株価は、41.4%上昇しました。

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SBG、英国アームをエヌビデアへ売却

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米国画像処理半導体大手のエヌビデアは、

ソフトバンクグループ傘下で英国半導体大手アーム・ホールディングス最大400億ドル買収することになりました。

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エヌビディアが、一段と躍進する方向であることは間違いありません。世界の半導体業界に広範囲な影響を及ぼす可能性が出ています。

エヌビデアは、5.82%上昇しています。

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アームの共同創業者であるハーマン・ハウザー氏は、今回の発表を受け、「最悪の事態」であり、アームのビジネスモデルが崩壊するとの認識を示しています。

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「(アームの本社がある)ケンブリッジにとって、英国にとって、欧州にとって最悪の事態」

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「グローバルな重要性を持つ欧州最後のテクノロジー企業が米国人に売却されようとしている」と述べました。

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UBSが、クレディスイスと合併❓

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スイスの銀行、UBSグループのアクセル・ウェーバー会長は、クレディ・スイス・グループとの大型合併の実現可能性を模索しているというのです。

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両銀行とも、スイスのチューリッヒに所在地を置く銀行です。その歴史は古く160年続いています。

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ウェーバー会長とクレディ・スイスのウルス・ローナー会長が来年にも合意する可能性があると報じ、臆測が浮上しています。

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銀行業界は、マイナス金利の逆風に加え、今回のコロナ禍による打撃を受け深刻な経営状況を余儀なくされています。

スペインのCaixaBankとbankiaも合併を模索❕

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スペインのカイシャバンクバンキアも合併を模索しています。

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成立すれば国内最大手の銀行となるだけでなく、欧州でも新型コロナの影響が特に深刻なスペインでの業界再編を始動させる可能性があります。

世界的な金融緩和下、コロナパンデミックにより、金融機関の再編気運が世界的に高まっているといえるでしょう。

日本でも、地銀だけではなく、、、大手銀行と、ネット企業などの合併などあるかもしれませんね。企業の合併・買収(M&A)活動は、まだまだ道半ばかもしれませんね。

日経平均株価は?

今日の日経平均株価は、もみ合う展開となる可能背があります。昨日の米国株式の上昇を受けまして悪いムードはないものの為替は円高傾向にあり、105・72ドル近辺での推移に加え、昨日7か月ぶりの高値23559円で引けており、利益確定売りに押される展開もあるでしょう。

本日は、11時に中国で8月工業生産高小売売上高など経済指標の発表が相次ぎあります。その結果により日本株式も動く可能性があります。

予想レンジ 23,200円-23,600円

今日は、土曜日の代休でお休み❣

秋晴れです。。良い一日をお過ごしください❕❕

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