言わなくても分かる。それは、分からん。

けいです。

ぼくがフリーランスになったきっかけは妻です。
しんどそうにしているぼくを見て、
「この本読んでみたら。」と渡してくれた1冊の本がきっかけで、
自己分析・自己理解を行えるようになった。

そして、退職を決意したのも妻のおかげだった。
辞めたいけど、辞めたら家族の将来が…と迷っている僕に
「人生１回きりじゃん。何回でも失敗して大丈夫よ。」
と言ってくれた。

意外だった。

でも嬉しかった。内心どう思っているかは分からんけど、
その言葉はぼくを動かすのに十分だった。
今までのぼくを知っている人。ぼくのことを思ってくれている人。
改めて、安心できる存在だと思ったし、信頼できる人と思った。

繋がっているのはそれぞれの思いだけ。
結婚という契約はしているけど、言い方は悪いが、
紙１枚だ。
紙１枚で別れることだってできる。

ぼくの持論だが、家族の中で１番大事にしないといけないのは
妻だと思ってる。
家族の中で血が繋がっていない。
繋がりを支えるのは思いだ。
家族の中で唯一他人なわけだ。
だから、その繋がりを大事にしなくてはいけない。

そんな妻が、先日落ち込んでいた。
理由を聞くと「たぶん私のせいじゃけん。」と言った。
これを聞いた瞬間、ぼくに理由があると分かった。

そして、時間をおいて、もう１度聞くと
「私と居って楽しい？」と言ってくれた。
「最近話をしてもあまりかまってくれないし、笑ってくれない。」
とのことだった。

妻はあまり自分の思いを口に出すことがない。
感情は出ているが、そのことでケンカをしたり、話をすることもない。
自分の中でため込んで、時間をかけ解消している。
だからぼくも話はするけど、時間をかけ、解決をしていた。

その妻が言葉にしてくれた。
確かに、自分のことをやっている時はそれに集中したいので、
そっけなくなっていた。ここ最近その時間が多くなっていた。
子どもにはかまっているつもりだった。
それも言われた。「子ども達にはかまっているけど…」

ぼくの大切にしていることが薄れていることに言葉をきっかけで
気づくことができた。
妻に言われたから優しくするのではない。
元々ぼくが大切にしたいと思っていたことが、できていなかった。
気づかせてくれて、やりたいからやる。
もっと、時間を作ろうと思えた。ちゃんと向き合おうと思えた。

家族を作れるきっかけをくれた。
信頼しあえる安心をくれた。
家族が安心して過ごせる心強さをくれた。
いろんなキッカケを作ってくれ、いつも支えてくれている。

信頼して安心している。これはぼくの勝手だ。
言葉にしないと伝わらない。
このことを改めて今回教えてもらえた。
ありがとう。

ちょっとのろけみたいな話になったけど、
あなたにもきっと大切な人がいる。
大切な人も、長い時間、関わっていた人も、
言葉にしないと伝わらないことが必ずある。
言わなくても分かるでしょ！？は分からない。

もっと言葉にして、伝えよう。
そうすれば、あなた自身の気持ちも、もっと分かるから。
言葉にすることはやっぱり大切なんじゃ。

今回も最後まで見てくださり、ありがとうございました。

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