世界を旅するキッチン：ジョージア料理

今回は自宅でジョージア料理に挑戦。皆さんジョージア料理ってご存知ですか？

写真１枚目左上から半時計周りに、ハチャプリ（ジョージアのパン）、ヒンカリ（ジョージアの小籠包）、オーストリ（牛スネ肉のシチュー）、そしてジョージア風サラダを作ってみました。粉物は前日から皮を捏ねて綿棒で成形して手作り、一番手間がかかりましたが、粉にヨーグルトを混ぜ、チーズどっさりに目玉のように卵を乗せる禁断の高カロリーパン・ハチャプリ最高です！

ヒンカリは恐らく東方からの移民か侵略で持ち込まれたものと思われ、アジアとヨーロッパの交差点にあるジョージアらしい一品。具の巻き込みに苦戦しましたが、タレを付けず具に唐辛子など味付けするのがポイント。オーストリはフメリスネリというジョージアのスパイスミックスを使う牛シチューですが、名前の通りオーストリア・ハンガリー帝国辺りから来た料理でしょうね。

料理は異文化理解の魅力的な第一歩ですが、ジョージアは紀元前から東欧文明の中心地として、黒海沿いにコルキス王国を築き（コーカサス・イベリア国）、バスクと人種的にもっとも近いらしく、ジプシー的移民性も興味深いです。テーブルクロスも国旗のイメージに合わせて。

ワインはもちろん世界最古のワイン産地ジョージアならではのルカツィテリの白と、自然派マカシヴィリのオレンジワインを。洗練されてレベルが高く、スパイス使いのジョージア料理に抜群に合って美味しい！