些細な日常の積み重ねを伝える、 リモートワーク中のインナーコミュニケーション。
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些細な日常の積み重ねを伝える、 リモートワーク中のインナーコミュニケーション。

先日登壇したイベント「アフターコロナで働き方はどう変わる?テレワーク中の社内コミュニケーション」でお話した内容に、もう少し詳しい背景を交えて書いてみました。

3月から半ば強制的に始まったリモートワーク。在宅で仕事をすることにもすっかり慣れましたが、その反面、会社への帰属意識やつながりが薄れてしまうのではないかという懸念もあります。インナーコミュニケーション担当として、「物理的に離れている中で、どうやってミッションやカルチャーを伝えていくか」というのは大きな関心事です。

700人以上の全従業員がリモートワークという初めての状況の中で、インナーコミュニケーションとして出来ることはなにか?手探りでトライした施策についてまとめてみました。

カルチャーは、些細な日常の積み重ねから伝わる

コーポレートインフラチームのおかげで、私たちはすんなりとリモートワークに移行することができました。特に大きな問題も起こらず「自宅で仕事をすること」は慣れてしまえば快適だったりします。

ただ、「仕事は問題ないけど、なにか足りない」と色んなメンバーが口にします。

オンラインで補いきれない「なにか」ってなんだろう?
ヒアリングしてみると、オフィスの中の楽しげな雰囲気や、廊下やトイレでふと出会ったときの雑談や、すれ違う時の笑顔など、不特定多数の人との偶発的な接点が減ってしまっている。そんな声を多く聞きました。

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自分自身も、ふとした雑談などの「日々の余白」はとても大事だったなと感じています。そして、日常のなにげない振る舞いや会話など、カルチャーは些細なことが積み重なって染み込んでいくものなのかなと思っています。

そこで、リモートワークでもなるべく”日常”を感じてもらえるような施策を増やしてみました。当初はみんなが不安に包まれていたこともあり、楽しくて気軽なコンテンツをメインに。自粛期間が長引くにつれて、「なぜ自分がマネーフォワードで働いているのか」というミッションをあらためて感じられるようなコンテンツを織り込みながら企画しています。

実際に行ってみた施策の紹介

1:楽しいランチタイムを過ごしてもらう配信

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(みんな楽しそう笑)

全社的にリモートワーク推奨になった3月頭のタイミングで、まず行なったのはランチタイム配信。取締役の瀧から「お昼に校内放送みたいな配信やらない?」と提案されて、スタートしました。

「みんなの間に広がる不安を少しでも和らげたい」「一人暮らしの人にも楽しいランチタイムを過ごしてほしい」そんな瀧の想いを受けて、めちゃくちゃゆるい雑談配信になっています。日常の雰囲気をそのまま感じてもらいたかったので、あえて台本や目的はつくらずに、ゲストを呼んでぶっつけ本番で配信しています。色んなメンバーが配信に飛び入り参加してくれて、多いときは150人以上が視聴してくれています。

2:経営陣の素のメッセージを伝えるオープンドア

次に、代表の辻から「CEOセッションをリニューアルしたい」という相談を受けました。CEOセッションは以前から開催されていたのですが、双方向のコミュニケーションになりにくい(ちょっと萎縮しちゃう笑)という課題感がありました。辻も「考えていることを、社内に向けてもっとカジュアルに話したい」とのこと。

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(盛り上がって1時間の予定が大幅に延長。左はCSOの菅藤)

そこで、「リアルな場に集い、辻への質問を募集するスタイル」から、「配信を行い、特定のテーマで経営陣が対談を行うスタイル」に変更。社員はZoomのチャットで何でも質問できるようになっています。辻ひとりではなく対談にしたことで自然体になり、会話がより深まるのが良かった点です。

アンケートの声(一部)
・会議の場だと結論 + 少しの根拠しか聞けないが、じっくり時間をかけて話すとそこに至るまでの葛藤や経緯がリアルに伝わってきてとても沁みた感じがした。
・ボードメンバーがどういうことを考え、アクションをとっているかを知れるのはとても刺激を受けますし、単純に興味深く面白いです。
・朝会だけでは知りえない、経営陣の人柄を感じることができて良かったです。社長の顔が見えることは、私にとってのモチベーションにもなっています!

アンケートを見ても反響が高く、みんな想像以上に「経営陣が社員に向けて率直に語る機会」を大切に思ってくれていると感じました。リモートワーク関係なく今後も継続していきたいなと思っている施策です。

3:みんなの様子を知ってもらう社内報「マネ報」

社内報は以前から取り組んでいますが、リモートワークになってからテーマの選び方を少し工夫しています。

・なるべくたくさんのメンバーが出てくる記事
・リモートワーク中のみんなの様子が分かる記事
・ミッションを感じられる、プロジェクトの裏側の記事

このあたりを意識して、みんなの反応を見て「いまは楽しい記事がいいのかな」「もうすこし使命感を感じる記事がいいのかな」と少しずつ調整しながら記事を書いています。リモートワークの過ごし方など、投稿型の記事の参加率もいつも以上に高かったです。

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そのほか有志でいろんな取り組みが

インナーコミュニケーション担当だけではなく、有志メンバーによる全社向け施策も様々行われました。こういう施策が自然派生するってスゴクいいですよね。

・インストラクター資格を持つ社員による、オンラインヨガレッスン
・外部インストラクターによるフィットネスプログラム
・お子さんと一緒に参加できる、朝のラジオ体操
・インフラチームが運営する、日替わりの「リモートワークナレッジ共有」チャンネルなど

ラジオ体操は朝開催になっていて、夜の配信には参加しづらいパパママがお子様と参加できるようになっています。ここで家族同士の微笑ましいコミュニケーションが生まれています。

やってみて感じていること

これまで、インナーコミュニケーションとしての音声や動画配信は行っていませんでしたが、やってみるとメリットがたくさんありました。テキストよりも圧倒的に温度感や雰囲気が伝わりやすいことや、オフラインよりも話し手の表情がよく見えることなど、リモートワーク中のコミュニケーションとしてとても有効だと感じています。

また、リアルイベントには参加できなかった海外・地方拠点のメンバーが、オンラインだと気軽に参加できるのも大きなメリットでした。実際にベトナムメンバーからは「今までで一番本社を身近に感じることが出来た」と言ってもらえました(パチパチ)社内向けの動画配信は、コストが少なくクイックに試すことが出来るという点でも、トライしやすいのではないでしょうか。

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(ベトナムから参加してくれたみんな)

施策を行うときは、社内の巻き込みを大切にしています。例えば動画配信では、色んな部署のメンバーにゲスト出演してもらったり、”チャット盛り上げ担当”のメンバーをアサインしたりして、みんなが気軽に参加しやすい雰囲気づくりをこころがけています。また、チャットの質問をこまめに拾っていくことも、「双方向」「参加感」を感じてもらう大事なポイントです。

さいごに

・ひとりで作業する時間が多いので、社内配信の時間に「マネーフォワードの社員である」ことを思い出せます。
・社内報があるからリモートでも会社の皆さんを身近に感じられています。
・さまざまな企画のおかげで、リモート生活でも、会社のカルチャーがすてきに伝わっています!

これらは、アンケートやUnipos(ピアボーナス)で頂いた嬉しい褒め言葉たちです。インナーコミュニケーション担当冥利につきますよね(笑)

既存メンバーに対しては効果を感じている一方で、 新しく入社した新卒・中途メンバーたちにどこまでカルチャーを伝えられているかはまだまだ不安が残ります。そして、出社率などの制限を設けながら少しずつ出社できるようになっていますが、今までのようなフル出社に戻ることは難しいと感じます。

「何のためにここにいるのか」という自分たちの使命をしっかり伝えていくこと。それを受け取る信頼関係の土台をつくること。状況に応じて、何をどういう方法で伝えるのかをデザインすること。

環境が変わりゆく中でも、みんなが少しでもマネフォに愛着を感じられるよう、柔軟かつスピード感を持って向き合っていきたいなと思っています!


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