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変化をしていくことは愛そのもの


私たちはどこへ?
どんな暮らしをしたいか?

昨年は、デンマークという国まで来ることができた。
ここまでに約3年の年月をかけた。

イタリアから帰って
またヨーロッパへ本当は行きたいという気持ちで過ごしたのは
20年くらいにもなる。

ざっくり「ヨーロッパへ行きたい」
というのから、具体的に、「デンマークへ」と腹が決まり

今は
「デンマークの中のどこ?」と
地図が詳細になっていく感じ。

その土地に立って、身体で感じていく。

私たちは旅の途中にある。

模索しながらも
山積みの課題をただコツコツと
一つ一つこなしながら
ご機嫌に過ごす。

ともすれば不安にもなる。
湧いてきたら、それに気づいて
解放して流しながら
光を灯して、変換していく。

私たちは忘れたり
思い出したり
を繰り返す・・・

不安はエゴからくる。
確信は身体でしっかり感じられる。


アルコドーロも
今までのほとんどのアイテムをやめて
アイテムを絞り、工場に外注することになる。

時々、大丈夫か?とドキッとすることがある。
不安にもなる。
今まで長く続けていたことやめていくのは
勇気がいる。
新しいことを始めるには、たくさんのやることがあるし
それが間に合ってるのかどうか?すら、わからない。
走りながらとにかくやっていく感覚。

でも、ハートはこの道でいい、
これでいいんだ。と中心に戻って確かめる。

とにかく、一度やめないと
進まないことがある。

なぜだかわからないけど
そういうこと・・

根拠がないし
見切り発車で
前に進んでいく。

だけど、それでいい。
なぜなら、先のことなど誰もわからないのだから。


ただ、この流れの中で、香川県の丸亀に置いてるアトリエを
7月いっぱいで閉めて片付ける。
そして、
今までのアルコドーロの製品をほとんど縫ってもらってた
ぬい子さん達はやめないといけないことになる。

実は、大きなきっかけとなったことはあって、
コロナと戦争の影響から、すっかり原料の値段がすごく上がることになり
今までにない生地の値段になってしまう、ということが
2022年になって、もう避けて通れない状況が突きつけられた。

同じことはもうできない。

それは今までうっすら思って、少しずつできることから
構築してきたことがあったのだけど
この夏にキッパリ変わらざるを得ないと分かったし、
中途半端にしてきたことは全部ダメだと思った。

・・・何に集中していくのか?
改めてアイテムを見直して、削ぎ落とし
新しいデザインのみならず、在り方も新しくしていく。

今まで縫ってきた彼女達とアトリエを、完全に手放していいのか?と
不安と共にささやきが過ぎるんだけれど
やはり、新しい変化の方を身体感覚では選んでいる。

私は物事を判断するときに、
身体での感覚が、結局頼りになると感じている。

本当に全体のために感じてみると、
「今まではそれでよかったけど、これからは違う」と
やはり感じるから、これはどうしても
他にない選択だと感じて決めた。

誰かが仕事を失う、というと、一般的に良くないように聞こえるけれど
でも、ただネガティブなのか?というと
本当に大きいところから見るとそうではない。

永遠に同じなのは愛ではないし
必要な時に変化は訪れる。
むしろ続けて来れたことは感謝以外にない、、

変化していくことは愛そのものであり
だからこそ、新しい世界が次に広がっている。

一人一人に必要な素晴らしい未来が用意されていると信じているから
本質的には大丈夫だと思っている。
今まで支えてきてくれたことへ
心から感謝していることには変わりなく
この選択による全てを、信じて委ねたいと思う。

新しい道を選択した
この勇気を大切にし
新しく始まる何かに、喜びを感じて
思い切って、前に進みたいと思う。



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