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69.忘れられないお客様のこと

6月になると、思い出すお客様がいる。

14年前になくなられたお客様(仮名Yさんとします)

夫が独立する前からのお客様で(夫は美容師です)
お店をオープンし、場所が遠くなったにもかかわらず
かわらずご来店くださり

例えば、お肉を焼くとき
息子さんとご主人が帰ってくる時間がバラバラだったら
一人一人に合わせてその都度焼いて出す
(わたしなら、全部作っておいてレンチン、、、汗)

ということをさらっとやってのける
とても家族思いで、朗らかで穏やかで、
私とも気さくにおしゃべりを楽しんでくださる方でした。


あるときふと、
そのYさんがご来店されなくなったことに気がついた。


やっぱり遠かったかな?
近くのお店に変えたのかな?
ご病気かな?
何か失礼をしてしまったのだろうか、、

夫と二人でそんな話をしていたとき、
ご主人からいただいたメールで

Yさんが亡くなられたという事を知ったのでした。



うちの連絡先がわからず、しばらくして奥様の携帯をいじっていたらメールアドレスがわかってやっと連絡できたこと。

そして、本人の名誉のために、決してよそのお店へ浮気していたわけではないことを伝えたかったのだそう。


いくら常連のお客様だったとはいえ、
美容室にわざわざ連絡をくださるご家族はそういるものではない。


メールを読んで涙している夫を見ながら、
夫の人柄が築いてきた関係がこういう形で
最後にもたらしてくれたんだなあと思うと同時に
Yさんのご家族に感謝の気持ちでいっぱいでした。



わたしと夫とは、人との付き合い方は全然違う。
だけど、付き合い方が違うだけで根っこはきっと一緒なんだと思う。

友人や身近な大切な人はもちろんお客様とも
細く長く、そして、ご家族にも話してもらえるような関係を築いていきたい。

私と関わってくださった方とはなるべく
そんなお付き合いができていけたら幸せだなあと思っているの。

もちろん、出会ったすべての人にじゃないけれど。
合わないなあって思う人だっているもの。



6月は私にとってYさんを思い出す季節、、
自分の在り方、人とのかかわり方として
かわらずにそれができているか
ふと思い出して襟を正す。そんな時期でもあるのです。

あなたはどんな風に人と関わっていきたいですか?
どんな風でありたいですか?


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そんなとき役立てられると思います

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