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イギリスの学校、ここが好き!

みなさん、こんにちは。Keikoです。

本日イギリスでは教員のストライキがあり、多数の学校が閉校でした。うちの子供たちもお休みでコロナ以来のオンライン授業となりました。

日本にお住まいの皆様は、ストライキという言葉を耳にする機会は少ないと思いますが、現在イギリスではカレンダーが埋まるくらい毎日何かしらのストライキが行われています。

今回の教員のストライキ、目的は賃金の値上げと仕事量の削減なのですが、日本と同じくイギリスの教員も勤務時間外の仕事が多く、その間の給料は発生しないので、ストライキをしたくなる気持ちも分かります。現にイギリスは教員の数が減っているので、その分現役の教員に大きな負担がかかっているというわけです。

で、今回はストライキのことではなく、イギリスの学校の話を少し。
イギリスの学校では、日本で言うところの学習障害や発達障害の子供たちも他の生徒たちと一緒に学びます。学校に障害児クラスはありません。その代わりにサポートの必要な子供たちには、ティーチングアシスタント(TA)という補助の先生が付きます。(私はこの資格を取りました。)

重度の障害がある子供には常に同じTAがそばについてサポートをしますが、そうでない子供には学習内容に応じてサポートが付きます。子供たちは障害があるからといって特別扱いはされず、全ての授業や活動も一緒に行います。こうやって小さいうちから障害のある子が身近にいる環境で一緒に学ぶことで、子供間同士の境界線がなくなるのは本当に素晴らしいと思います。

残念ながら国からの援助が少なくなっているのも現状で、それもストライキの要因になっています。今回のストライキで少しでも現在の状況が改善されて、全ての子供たちが学校で楽しく学べることを願うばかりです。



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