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地域に光をあて、オープンな事業承継文化を作る。

初めましての方もそうでない方も私のnoteを見てくださってありがとうございます。Twitterではお塩さん(@oshiokeiko)と名乗っています。

このたび、クラウドファンディング事業を手がけるCAMPFIREから事業承継マッチングプラットフォームrelay(リレイ)を運営する株式会社ライトライトへ転職しました。

CAMPFIREではデザインチームマネージャーをやらせてもらえる機会にも恵まれ、ある意味順風満帆ではあったのですが、40代を目前に、よりチャレンジングな世界へ転職することにしました。

「オープンな事業承継」という新しい文化を創る

「惜しまれながら閉店」のエモさに隠れる地域の衰退

「え?閉店するの?」
地方に暮らしていると、まちで長年親しまれてきたお店の閉店のお知らせをよく目にします。ローカル番組や地方紙も店主にインタビューしたりして、一時的にお店に行列ができ、一種のエモい盛り上がりが生まれる瞬間があります。

宮崎日日新聞(https://pre-miya.com/today/chiiki/26153.html

しかし、小さなまちにとって、1つの廃業は地域経済が減退する死活問題です。

「大廃業時代」へ突入する日本

2025年までに、70歳を超える中小経営者は約245万人、うち約半数の127万(日本企業全体の1/3)が後継者不在です。そして、後継者不在で廃業する企業の50%は経営黒字と言われています。
そのまま廃業となれば、2025年までの累計で約650万人の雇用、約22兆円のGDPが失われる可能性があります。
地域を支えてきた事業者の廃業は、地域経済の減退だけでなく、日本の減退に繋がる非常に大きな社会課題です。

平成28年度総務省「個人企業経済調査」
平成28年度(株)帝国データバンクの企業概要がファイルから推計

想いが伝わる第三者承継を推し進めるrelay(リレイ)

課題解決には、第三者承継(家族以外で後継者を見つける)を推進する必要があります。
第三者承継はM&Aと呼ばれているものです。M&Aの大鉄則と言えば「売り手情報の非開示(ノンネーム)」。しかしながら、ノンネームではその事業がまちにとってどんな存在なのかは全くみえません。

relayでは、事業主の魅力を十分に伝える記事を作成し、オープンネームで後継者を募集します。今後、私はこのプロダクト開発•デザインを進めていくことになります。

また、M&A業界は一昔前まで大手証券会社や大手M&A仲介会社がメインで手数料だけで3,000万超の世界でした。
昨今は中小事業者向けに手数料1,000万以下の仲介会社やプラットフォームも出てきていますが、小規模事業者をサポートする仕組みはまだまだ十分とは言えません。

relayでは、受け皿がないエリアを対象に、第三者承継の理解を進め、誰もが第三者承継できる環境を目指します。

職場は変われど、大きな社会課題に向き合うという点は変わらない

これから関わる事業について色々と語りましたが、前職のCAMPFIREも転職先のライトライトも大きな社会課題に向き合うという点では変わらないと思っています。
CAMPFIREでは、持たざる者でもアクセスできる金融インフラとして機能することを目指しプロダクトに向き合ってきました。
ライトライトでは人口減社会の中で、あるべき地域社会の在り方を問い、よりよい未来を提示していきます。

大きな社会課題に向き合い現状を変えようとすると、大きな抵抗や摩擦が生じます。「フリーランスにはならないの?」というお声をいただくこともありますが、きっと自分は、大きな抵抗や摩擦が生じる社会課題を、仲間と共に根本解決に向け模索することにやりがいを感じるタイプなのだと思います。

最後に

事業承継プラットフォームrelayを運営するライトライトでは一緒に働く仲間も募集中です。
基本フルリモートなので、年齢や経験、居住地域は問いません。現在も全国各地でメンバーやインターン生が稼働しています。地域が好きな方 ・スタートアップに興味のある方はぜひ見てみてください〜(^^)


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