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子どもに声が届かない

昨晩、第一線で保育士として活躍する親友に、この様な悩みを打ち明けました。

ピアノレッスンで、2歳半〜4歳にかけての子どもに話しかけても、親の声も教師の声も届かなくて悩んでいる。まるで子どもは心の中で、誰かと話をしているようだと。

彼女はこう答えました。
ブルーライトよ。
情報を過度に摂取していることが原因だと思う。
保育の現場では、なるべくスマートフォンやパソコン画面、テレビなど、情報を得る媒体と子どもとの距離感の在り方を、お家の方に考えて頂く機会を度々設けていると。
そのため子どもは比較的落ち着いてると教えてくれました。

私がレッスン見る子どもが刺激的な光、音に疲れている姿だったとしたら。

お家の方は、ご自身の子どもの将来が不安で、社会に助けを求める様な気持ちで、音楽教室に連絡されたのではないか、とふと立ち止まって考えました。

私が最も気になった子どもがリクエストしてきた題材が、ゴジラとBling-Bang-Bang-Bornでした。ゴジラの音楽は作曲家伊福部昭さんの渾身の名曲、Bling-Bang-Bang-Bornは大人の視点で見た時、斬新で価値ある作品だと思いました。

両者に共通するのは、刺激的であるということ。
子どもの感性が受容できる幅を超えた作品なのではないでしょうか。
現代はそういった作品が子どもの間で流行る社会。

直ぐには解決の糸口が見つかりません。
高度情報化社会に生まれ、超高度情報化社会を生きることになる子どもたちが、デジタルとどう関わっていくのか、大人として関わり方が問われていると思いました。

しばらく、私が子どもに提示する教材はアナログ素材とします。
難しい。
皆さまの智慧を頂けたらと切に願っています。



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