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【建設現場から学ぶ】外部足場でその建設会社の姿勢がわかる。

こんにちは。
現場監督のケイジ4世です。

『外部足場』についてお話しして行きます。
皆さんから見える建設現場は、仮囲いと足場ですよね。
そのうちに足場が取れて建物が露わになる。
その時に「こういう建物が建ったんだぁ」と思うことになりますよね。

超高層の建物は足場の工法がそもそも違うことが多いので別ですが。


外部足場の役割

足場が何のために建っているか?

それは言うまでもなく外壁の作業をするためです。
また、その足場を組み立てたり解体したりするのは『鳶工(とびこう)』です。
鳶さんって言いますよね。

その足場の種類や足場を作る鳶工によってその作業効率も変わってくるほど、建設現場では外部足場は重要といえます。

竣工時に現場で唯一残らない物

大工さんが建てた骨組みや外壁に貼るタイルや塗装、内装なども基本的に職人さんが施工したもので、言わばその殆どがハンドメイドです。

もちろん、それらは一体となって建物ということになります。

しかし、鳶工が施工する足場やクレーンなど、『仮設物』というものはその全てが竣工時には残りません。

鳶工が作る足場というのは、ほかの職人さんが仕事をするための仕事というわけです。


外部足場足場は看板

建設現場って外周は『仮囲い(かりがこい)』で見えないようになっているし、建物も外部足場で見えません。

逆に言えば外から見えるのはそれらということになります。

外部足場に施工会社などの看板シートが貼ってあるのを目にすると思います。

会社名だったり、募集看板だったりとそれは様々です。そしてメインのシートも施工会社によってグレーだったり、ブルーだったりホワイトだったり様々です。

では、そのシートがヨレヨレだったら看板としていかがですか?

看板シートだけ綺麗に貼ってあってほかのシートが汚れていたり切れていたりしていたら?

広告効果が激減ですよね。


まとめ

なので、足場のシートが綺麗にピンと張られているか。汚いシートを使っていないか。

などなど、
会社としての姿勢が見て取れます。

また、そういった施工会社は比較的きちんとした施工をしていると私は思っています。
安全意識が高いなど。。
他社を見ても比較的そう感じましたね。

入り口などからちょっと中を見てみてください。
たぶん足場とそのシートが綺麗な現場は中も綺麗になっていると思います。

最終的に残らないものに気を使えるか。
意味を考えて取り組めるか。
など、ほかにも同じような場面があると思います。
きちんと考えて判断したいですね。

ではまた。

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