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【いだろぐ591】海~生命の源~展を見てきた。

昨日、国立科学博物館で開催されている
「海~生命の源~」展を見に行きました。

海の起源から現代にかけての生態系や、
人間と海との関わり、さらにはこれからの未来に向けた問題提起など、
深いメッセージが込められたイベントでした。

展示は、水の起源から生態系、そして人類が
どのように海を渡って日本にたどり着いたかという歴史までを
幅広く網羅していました。

特に印象に残ったのは、
「ホエールポンプ」という現象についての説明でした。


クジラは、深海での捕食を終え、
表層で呼吸するために繰り返し上下運動を行います。

この鯨たちの動きによる水や栄養の循環が「ホエールポンプ」と称され、
深海と浅海の間での物質の循環役を果たしているとのこと。

しかし、現代の海洋汚染の影響で、
この循環がうまく機能していないことも指摘されていました。

クジラはその循環役をやろうとしてやっているわけではない。
ただ普通に過ごしていることが、
他の生き物にとってなくてはならないものになっている、ということ。

・クジラの一匹一匹の活動は、地球規模の生態系につながる、
という雄大さ

・環境汚染でそのバランスが崩れたときの恐怖

目に見えていないことでも、いろんな生き物が普通に過ごしていることが、生き物の微妙なバランスを生み出している、ということのロマンを感じずにはいられませんでした。

また、ホモサピエンスが日本列島にたどり着いた過程にも感動しました。

旧石器時代に航海技術が発展していき、
ホモサピエンスが台湾から日本列島に渡ってきたことを再現。

展示には、旧石器時代の船の再現模型がありました。


木で作られた細長い船なのですが、
本当にちょっとしたバランスで転覆してしまいそう。

音声ガイドの方は、
実際にその船で渡ってみることを経験されていました。

これは道具だけでは無理で、人の力が必要。

私たちの祖先はすごい人達である、
それを伝えたい、

と言われていたことに感動しました。

今回の展示では、音声ガイドとして桝太一さんの解説でした。

国立科学博物館や国立美術館の展示のときには
毎回音声ガイドを聞きますが桝太一さんの解説は、ダントツでした。

話し方、聞き取りやすさもそうですが、
聞き手の興味を引き付ける技術が本当にプロだと感じました。

いつの間にか自分語りを初めて

熱くなって、脱線してしまいました!!
が伝えたいのはこういうこと、

という構文がよく使われていました。

このような語り口は、
聞き手の興味を呼ぶ原理原則的なものなのだと感じ、
自分自身の発信にも活かしていきたいと思いました

熱くなって、脱線してしまいました!!
寄り道バンザイ!な一日を今日も過ごしていきたいと思います。

今日も良い1日にしましょう!!

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