スーパーサブになる
こんばんは。単身赴任7年目のKEIJIです。
今回は自分の立ち位置について書きました。
私は今53歳、社会人30年目だ。
私が今、転職面接を受けたとして、
「あなたはどんな人ですか?」と聞かれたとする。
それに対して私が、
「これ、知ってます。」
「これ、持ってます。」
「これ、やったことあります。」
と明快に答えたとする。
私は間違いなく不採用だろう。
野球には「代打の切り札」がいる。
先発では出ない。
でもここぞのチャンスに代打で起用され、かなりの高い確率で結果を出す。
サッカーに「スーパーサブ」がいる。
後半30分を過ぎ、もう1点欲しい時、試合の流れを変えたい時、守りを固めたいに途中出場し、自分の役割を果たす。
キャリア開始からこのような役割の選手もいない訳ではないが、多くの選手がキャリア後半からこのような役割に変わる場合が多い。
例えば、私と同じ歳のキングカズこと三浦知良選手。
若い頃はフル出場してゴールを量産していたが、今はまずフルで出ることは無い。前半のみ、もしくは後半の試合を動かしたい時に起用されることが多い。試合に出ない日もある。
体力的なものから、90分間ハイパフォーマンスする昔のようなスタイルが取れないのは事実だ。しかし、ゴールへの嗅覚や執念、テクニックは全盛期と変わっていない。むしろ磨きがかかっているかもしれない。
カズ選手本人も今の役割を自覚している。
だから今は「スーパーサブ的な使われ方が、自分の特徴を一番活かしきれる」と本人は信じているのだと思う。
冒頭の面接の質問に対する答えとしては、
「私はこれが得意です。」
「これをやらせたら、私は他の誰にも負けません。」
が良い。
スーパーサブは人並みのスキルやマインドでは務まらない。
短い時間で結果を出すには、ピッチに出た瞬間に、100%でパフォーマンスしなければならない。
社会人30年目の私に対して、会社が時間とお金をかけて育てることはない。今までのキャリアの中で培った得意とするスキルを十分に発揮し、即時貢献することが求められるのだ。
私自身の得意なものを活かし、今後は会社の仕事だけでなく社会全体においても貢献できるよう努めていく。
(終わり)
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