意識低い実用英語 #2「やる気がない」
皆さん、こんにちは。「意識低い実用英語」コンテンツ第二弾は、まさかの「やる気がない」という表現です。ええ、冗談で言ってません。ましてや皆さんをバカにしているわけではない。ホントにビジネスの現場でリアルに使うからご紹介するんです。その証明に、どういう場面で使うかも音声ファイル含めて解説していますので、ぜひ英語で仕事をする方、海外展開するビジネスに従事されている方々、外資系企業にお勤めで外国人と関わる方々は読み進めていただければと思います。
本題に入る前に、そもそもこんな事を書いている野崎とは何者なのか、もしまだ未読でしたら、こちらを是非ご一読下さい。
また、そもそも意識低い実用英語が生まれた経緯もこちらの記事にまとめているので、「イマイチよく分からん」という方は御覧ください!
さて本題に戻ります。
「やる気ない」なんてホントに使う場面ある?
皆さん、お仕事で「やる気ない」という表現、使うことってありますか?ありますよね?絶対あります、人間のモチベーションとかやる気は程度の差はあれど、強弱の波があるものです。やる気みなぎる日もあれば、どうやっても出ない日もあります。一方、一般的な英語の教科書や研修で「やる気がない」というフレーズが重要フレーズとして出てきますでしょうか?たぶんあまり無いのではないでしょうか。
実際、一般論として↓のような外国人ビジネスパーソンの「( ー`дー´)キリッ」とした映像を見て、彼らが二言目には「あーめんどくさい」「なーんか今日やる気出ないなぁ」ってボヤく映像、すぐには想像できなくないですか?
当然なんです、自分もそうでした。
しかし、当然彼らも人間です。シンドイ日もあるし、なんなら本来的に「めんどくさがり」な方々も多いんですね。これはまた別項で書きますが、日本人の感覚に比べて「めんどくさがり」がそこまでの「悪」とみなされない傾向も強い、というのを僕の20年以上の米国系IT起業勤務の経験から見聞きしてきております。そんなこともあり、やる気がないという表現を使う場面はグローバルに働く現場で大いにあるわけです。
誰だってやる気のある時もあればそんなにモチベーションが上がらない瞬間なんてあります。
だって人間だもの。
「でも、日本人は真面目だし、ましてや海外の同僚、お客さん、上司相手にこんな言実使う場面なんて無いだろ!」と思うやも知れません。
本当にそうでしょうか?
外国人の仕事バリバリの人間でも24時間365日モチベーションマックスでやる気満々で前向きで常にポジティブなんて無理です。事実、僕が務める会社でも、海外の同僚でたった4年の間に現場担当者で入社→チームのマネージャ→ディレクター(部長?)→VP(本部長?)と光の速さで昇進しまくった人間がいますが、しょっちゅうやる気がない、とボヤくめんどくさがりな人間という一面を持っています。
「自分自身がやる気がない」と外国人上司に直接言う場面は無くとも、他の文脈でこの表現を使う場面は大いに発生しうる訳なんですね。あ、もちろん、自虐的なボヤキで冗談半分に同僚に「やる気でないわー」とこぼす瞬間は僕にもちょいちょいあることは先に言っておきますねw
何も、転職後初日から「やる気ない」なんて言う必要は無いのですが、長い間一緒に仕事して、気心知れてきて、だいたい仕事の進め方もお互い分かってきて、信頼関係が生まれ始めたら、「いつもは頑張ってるんだけど今日はちょっと、、、」という弱さを見せ合うのも人間関係の一部なんじゃないかなと個人的には思うんですよね。
とは言え、面倒くさがりだろうがなんだろうが、与えられた自分のジョブの中で必要な仕事はきちんとこなすのが当然、というのもほぼ共通理解として存在します。メンドイけどね。仕事絶対好き、とまでは行かないかも知れないけどね。でも、みんな頑張って仕事してるよね、みたいな感覚は確実にあります。
日本人は真面目です。本当に真面目です。ほっといても義務感使命感を持ち、「お客様は神様」であり、そのお客様のために、また、市場の発展のために、自分が勤める会社のために、滅私奉公し、努力し、犠牲を惜しまず、重き荷を持ち遠き道をゆくが如しという精神で頑張って働く、、、そんな真面目な国民性を日本人は持っています。しかし外国人の中にはそうでない人の方が多いのです。
さて、ここから本題の「どういう場面でどういう表現が最適か?」という点を僕の経験から幾つかご紹介していきます。
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