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日本の政治的左右に対する感覚は、国際基準ではないらしい。自民党はアメリカ民主党より左であり、日本の野党はさらに左。マスコミも左。よって政権交代が左寄りでしか考えられない日本。自民より右の場合、補完勢力と呼ばれる始末。右と中道の政権交代などあり得ない。あまりにも未熟ではないか。

政権交代しても日本はよくならなかったことは、
我々は10年前に経験しています。
それはなぜか。旧民主党ばかりに反省を促しても解決になりません。
彼らの言動を見ていればわかります。

政権は交代したらいいというものではなかった。

前回書きました
https://note.com/keihasegawa/n/n90c75d7c2280
【二大政党制ロジック】
◉中道右派と保守派の二大政党制
について。

ちょっと言い方変えると右a対右bの政権交代かな。

今回の衆議院選挙で
日本維新の会は解散時議席の10から30弱まで議席を伸ばせるのではないかと言われています。
この増は、自民議席分の得票数だと思われます。
全国の小選挙区の200議席以上は、
野党統一候補と自公候補で争われるなんてニュースがありますが、
自民党批判票は全て野党統一候補にはいかないようです。

それはなぜか。

右か左かの政権交代に
国民は希望を持っていないからです。

1993年の政権交代は、
自民党が下野し、
日本新党や新生党、社会党などの野党8党派連立政権でした。

2009年の政権交代は
自公政権が下野し、
民主党と社民党と国民新党の連立政権が誕生した。

どちらも事実上、右派から左派への政権交代でした。
それでも、1993年の場合には、
自民党が割れて新生党が誕生して、小沢一郎氏や羽田孜氏など、
自民党の保守議員が連立の中に入っていた。
首班指名された日本新党代表の細川護煕氏も元は自民党だった。
そして、そこに安心があった。

2009年の民主党の代表は鳩山由紀夫氏だった。
小沢一郎氏もいた。どちらも元自民党である。
これも左派政権だが、右派も感じる保守の首相が誕生した。

しかし、どちらもやはり左派勢力が途中で抜けることになる。
また政権内部の旧社会党勢力が、政権を立ち行かせなくなった原因でもあるだろう、
どれも目立った成果は、2つの政権交代にはなかった。
その後の自民党政権は長く続いた。
この衆議院選挙でも共闘野党が政権交代を訴えている。
立憲民主党となんと共産党の共闘だ。
今回も右から左へ政権交代を目指しているという。
国民は期待しているとは思えない。
本当に共産党が閣外協力とはいえ与党に協力することになったら、
世界から日本はどう見られるのだろう。

私が思うに、もう右から左への政権交代には国民は懲りている。
期待していない。また同じことを繰り返すと思っている。

今求められているのは、右aから右bへの政権交代だと思っている。
外交や安保政策は同じでいい。
経済政策や社会保障政策、税政や教育問題でどう差をつけるかで勝負してほしいと思っている。
日本維新の会は大阪都構想のためにできた政党ですが、
一丁目一番地の政策がなくなった以上、
次の存在価値や付加価値が必要。
私はこの右aから右bへの政権交代が実現できる政党だと思っているのです。

自民党から維新の会への政権交代。
維新の会から自民党への政権交代。

この衆議院選挙ではまだ達成されませんが、
来年の夏の参議院選挙、4年後になる次の総選挙にて
国民の期待も高まると思います。
今回の総選挙での維新の躍進予想が本当だったら、
自民党の批判票が左派に流れず、
別の右派に流れたことを指すのもしれません。

自民党は日本では保守や右派、中道右派と位置付けられていますが、
国際的にはアメリカの左派の民主党より左派という声もあります。
大きな政府の大きな福祉、手厚い社会保障政策などそうです。

維新の会は自民党よりも右派でしょう。
よくマスコミなどえ「ゆ党」「自民党の補完戦力」
「第二自民党」「新自由主義者」
などと書かれるのは、
右bという発想が悪とされ、
日本では右対左という構図が好まれるからです。

その理由は、
戦後GHQがウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムを行ったからとされています。
ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムについてはまた説明しますが、
日本はアメリカから二度と戦争をおこなせないように施せれたのは、
憲法9条だけではありません。
左派的思考もそうです。
そのためマスコミや教育の現場では未だ根強く残っており、
右bが誕生しようとすると、
それがあたかもも悪のような空気にします。

今まで世界にはいろんな行政があると書いてきました。
これもそうです。
日本の失われた30年は、世界との競争に負け続けた結果だ。
これからの30年、政治家の皆さんは新しい行政を考えてほしい。

大阪都構想ではない、
日本維新の会の新しい付加価値、
右aから右bへの政権交代可能な国づくり。

そのさきに私の望む道州制があると思っています。

今回の総選挙は大阪以外の小選挙区の戦いは厳しいと言われています。
それでもその得票数が比例代表に影響を与えます。
東京ブロックや東海ブロックでも善戦が聞こえてきます。

候補者全員の当選を願うばかりです。

いつの日か右aから右bへの政権交代となるということは、
小選挙区すべてに維新の候補者がいるということになります。
そのためには新しい人材の確保と、
今立ち上がった維新候補者の皆さんの長い戦いへのモチベーションが重要です。


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