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それって労働生産性が悪くないですか?③2015年東京都心に空きテナントはほとんどなかった。あってもすぐに決まっていた。コロナで東京に信じられないぐらいに空き店舗が増えた。想定されたことがない、東京の商業の衰退。豊島区の商業者はこのままでいいのか?

私は経営者です。スイーツブランドを運営している食品メーカーです。
FC本部でもあります。店舗にも立つので労働者でもあります。
現役です。ですから、このコロナでの飲食系サービス業の大変さが身にしみてわかっています。

コロナの3年間は休業補助金や、持続化給付金などでしのぎ、
多くの店舗や企業が、いわゆるゼロゼロ融資を借りていると思います。
政府が実施した、コロナ禍で売上減で苦しむ事業者に、
ほぼ無担保無法証人の金利ゼロでの融資です。
据え置き期間もあり、ピンチを乗り越えた経営者さんも多いと思います。

その返済が始まる、すでに始まった店舗や企業があります。

日本政策金融公庫は昨年、新しい借換制度を実施しました。
1,000万円の融資を受けている場合、
新たに2,000万円が借り換えできて、
その2,000万円から先に借りた1,000万円を返済し、
2,000万円の返済には据え置き期間を設ける。

今年の1月からは民間の金融機関も借換保証制度を実施して、
同様に返済猶予が可能になりました。
MAX6,000万円が1億円に。
新たな整備投資も不可能ではありません。

一時期、自民党の金融調査会がコロナ融資の免責を政府に提言しています。
同じような法案を立憲民主党と国民民主党も提示しているはずです。
「コロナ融資の免責」とは、返済しなくていいことを指します。

新型のコロナ対策の政府の方針で
日本の飲食店などは営業時間を時短するなどを行いました。
これは政府の政策に付き合ったわけです。
自ら売上をうしなような経営をしたわけです。
これは諸外国なら融資ではなく、給付の政策です。日本だけ融資。
今から給付はできないので、
コロナ禍で融資したゼロゼロ融資の返済をなくすことで、
給付と同じ状態にしようとする政策です。

いわゆる「令和の徳政令」。

賛否両論ある政策です。

本来はこの春に徳政令が決まるなんて噂がありましたが、
ゼロゼロ融資借換までに落ち着きました。
私はこの政策はセロベースになったとは思っていません。
ゼロゼロ融資借換で国民や中小企業の様子を見ながら、
いつかゼロゼロ融資の免責があると思っています。

そうでないと、
一体どれだけの店舗や中小企業が存在できなくなってしまうか。
他国は給付だったのです。
日本だけ融資で返済義務があるのはおかしいでしょう。
国の政策に従って、新型コロナ拡大を防いでの結果です。

政府にぜひ真剣に検討してほしい。

豊島区の商業者の方でお悩みの方は
いつでも質問してください。
私は現役の商業者で、25年の経験がある経営者で、
元中小機構登録の商業活性かアドバイザ~です。
対応にあたらせてもらいます。

まだ、諦めないでください。

池袋を中心とした豊島区は、
商業の街です。
それが最大の魅力です。

豊島区の店舗は2,200店以上。そこには店主様をはじめ、
その家族、テナントビルのオーナー様とその家族、
従業員とその家族。そして多くのお客様の生活や未来と関係しています。

では、徳政令決定までの間、ゼロゼロ融資借換や補助金の活用以外で、
地方行政はどんな対策を準備するべきか。
商業者はどんな経営計画を立るべきか。

私は以下の6つの政策で、
豊島区の商業をバックできると思っています。
路上喫煙ゼロも、消滅可能性都市の事実の追及も大事な公約ですが、
この商業活性化こそ私の専門です。
4年間調べました
自分でも実践してデータを持っています。

ステップ①ふるさと納税返礼品に豊島区名産品を

これからの飲食店は、販路をたくさん持つべきと思っています。
店頭での売り上げだけでなく、ネットからの通販の売上。
行政としてはふるさと納税の返礼品をラインナップすることで、
豊島区の飲食店などが支援できます。
2020年から調べていますが、豊島区はふるさと納税にほぼ着手していません。
区内の店舗からの返礼品も募集していません。
唯一ラインナップされているのはトキワ荘のものだけ。
東京の自治体はふるさと納税に積極的ではないことが多いのですが、
豊島区はなぜここまで何もしないかを聞いたところ、
原因はわかりませんでした。納税額も当時は教えてもらえなかった。
ちなみに渋谷区は23区で最もふるさと納税に力を入れている区です。
1億の納税額が、2021年では4億円まで増えたとか。
行政が力を入れれば、区内の店舗の売上アップに貢献できる。
なぜしない?豊島区。改革が必要です。
私の経験からすると月商30万円ぐらいの月もありました。

ステップ②地域ブランド認定で付加価値を増

自治体は自治体で誕生したものや愛されいる場所をブランド化します。
豊島区もあるだろう検索して調べてみると謎のページが。
https://www.city.toshima.lg.jp/pg
豊島区で生まれて商品やメニュー、
店舗やブランドを区が認定するブランドにラインナップすることで、
観光やふるさと納税で効力が発揮できて
集客や売上につながるのに
なぜしない?豊島区。こちらも改革が必要です。
私は地域ブランドに認定されて経験があり、
たくさんのチャンスと出会いとネームバリューアップ効果があると思っています。

ステップ③観光集客を個店の売上とリンク

東京への観光客は、どれだけ豊島区や池袋駅に来ているのか。
印象では大きな荷物を持ってバスや地下鉄に乗り込む人は少ないような。
浅草や原宿、銀座に渋谷のような観光客の誘致が
非常に弱いと思われる豊島区。
例えばソメイヨシノは豊島区で誕生した桜です。
その観光資源は有効活用されているでしょうか。
買い物は楽しいし、美味しいものをたくさんあるけれど、
観光客誘致にはほぼ手付かずのブルーオーシャンでは。
案内ツールも含めて、IT活用、AI活用も含めて、
抜本的に見直してもいいと考えています。もったいないです。

ステップ④イベント集客を個店の売上とリンク

池袋西口公園のグローバルリングでは毎週のようにイベントが開催されています。
これはこれでとても素晴らしいことだと思うのですが、
周辺の店舗はそのスケジュールや規模を理解しているのか?と感じます。
一般的にはイベントで会場に集客があれば、
その周辺飲食店には恩恵があるものですが、
あまり活用していないというか、周遊していないというか、
案内するツールがないと感じるのです。
あれだけの数のイベントですからもっと活用するべきでしょう。
店側も開催スケジュールぐらい理解して、
準備をしてもいいのではと思っています。

ステップ⑤駅袋再開発を成功させて滞在時間をアップ

JR池袋駅の西口再開発が進んでいます。
長年の問題であった、
乗降者数は世界3位でも駅から人は出てこない状況「駅袋」。
西武と東武とパルコとルミネが併設されており、
エキナカだけでも十分に楽しめる魅力があるのはいいのだが、
駅前周辺の魅力も店舗ももっとしって欲しい。
ウオーカブルなまちづくりと銘打ってデザインされようとしているが、
どこまでITが活用されるのかによって、
結果は大きく異なると思っています。
スマホに池袋の全てが入るようなアプリを考案して、
案内はAIアシスタントがしてくれるような、
至れり尽くせりのおもてなしが必要。滞在時間が伸びなければ意味がない。
単なる乗換駅から卒業で、駅袋からシン池袋へ。

ステップ⑥インバウンド政策充実でリピーター確保

日本人観光もそうですが、来日外国人客への対応が進んでいるとは思えません。
現実外国人のお客様が歩いているシーンが少ないです。
人口の10%が外国人となっている豊島区。
行政のインバウンドのイニシアチブは非常に弱い。
手付かずのサービスが多いので、少し改良するだけでもビジネスチャンスはあるでしょう。
サインだけでも英語と中国語表記を徹底するなど。
住んでいるであろうベトナム人向け、中国人向けイベントは多い。
しかし、日本の東京の豊島区の魅力を伝える作業が少ない。
豊島区ならではなのおもてなしでリピーターを作ることも可能だと考えます。


この6つのステップは飲食店の労働生産性を高める方法でもあります。

まだやれることはある豊島区です。

私にそのチャンスをいただければ達成してみせます。


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