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維新の強みは、大阪での10年以上の与党実績である。 ここは国政でも一度与党としての能力を発揮してはいかがだろう。 そうでないと東京での維新イメージが変わらない。道州制が進まない。

昭和の政党では考えられなかった
是々非々ゆ党ポジションの浸透。
大阪で自民ほか野党にファイティングポーズを取りながら、
安倍&菅政権とは上京して会食。
大阪での自民維新の関係がありながら、
東京や国政で難しい舵取りをしているのだと思っています。

そんな維新は次の衆議院選挙で3倍に議席が増えるかもと言われている。
理由は何か?マスコミには吉村大阪府知事効果と書いてくる。
もちろんそれもあるだろう。
自民党への批判票のうちの保守票が維新に流れてくる可能性もあるだろう。

大阪府池田市の市長選で
維新のたきざわ候補が勝利した。
新市長おめでとうございます。
前市長つまりサウナ市長は3000票弱で法定得票率にも届かなかった。
大阪では強い。それは大阪府政市制での与党実績が、
大阪の人の信頼を得ているから。
アンチを跳ね飛ばずぐらいのパワーがある。

ちなみに地方の二限代表制での首長と議会の関係は、
国政の議院内閣制による政府と国会の関係とは異なることは知っている。
地方議会に与党は原則存在しない。
首長が与党なら、議会はすべて野党のはず。
行政執行側を議会がチェックするためだ。

首長と議会それぞれを市民が直接選ぶ二元代表制なので、
首長と議会の半数を占める政党合わせて、与党とは呼ばない。
しかし、ここは自民以外の地方の首長が、
同じ勢力で地方自治を自民党以外で進めてきた実績を
あえて与党実績と呼ばせてもらう。

次の衆議院選挙で自民党の議席が70議席近く減り、
自公合わせても過半数に行かない場合や、
差が一桁の場合など、
政府与党は連立相手に維新と交渉を始めるでしょう。
その場合、日本維新の会はどう判断するか?

■選択1/連立する
■選択2/連立しない
■選択3/閣外協力する
この3つになるでしょう。

■選択1/連立する
この場合、与党となり、自公維政権の誕生です。
維新から首相を選出できる可能性もあります。
最低でも国務大臣は1名輩出できるでしょう。
当然政策協定も結びますので、
例えば掲げる公約のベーシックインカムなどが
実現する可能性もあります。

■選択2/連立しない
今まで通りです。維新は基本的に野党。
完全野党ではなく、政策ごとに是々非々ゆ党。

■選択3/閣外協力する
私はもしかしてこれが最も確率が高いと思っています。
大阪の代表は連立反対。東京の幹事長は含みあり。
バランスとっての観測気球かもしれませんが、
折衷案としてゆ党から一歩前に出て
閣外協力です。
内閣には入らないが基本与党ポジション。
政策協議もして、議決には賛成前提となるのか。

現政府が少数与党となった場合、
■選択2/連立しない
を維新が選ぶと、
なんと
立憲&共産&国民&社民などと
維新が連立政権を組む可能性もなくはないです。
キャスティングボードを握るというやつですね。

兵庫県知事選や、今回のサウナ市長の出直し選で、
関西や大阪での維新の強さが
よくわかります。
この影響は関西から北陸、中国、四国と
広がっていくことは想像できます。
大阪モデルは、他の地方のモデルにはなります。

ただし、何度もこのnoteで書いていますが、
東京に影響を及ぼすことはないでしょう。
それがどれだけ正しくて、新しくて、支持されていても、
東京の人は拒否すると思います。

そんなの古いし、昭和だとも思います。
固定概念ですし、言い訳にも思います。
しかし、かなりのハードルがあるのは事実です。

そこで、小池時間で止まってしまった
東京の時計の針を動かすために、
国会での維新が必要だったりします。

本来は東京維新が重要なポジションなのですが、
もう一度ガラポンがあると思うので、
国政政党としての維新に期待したい。

国会は東京にあります。

地方議員が多くても、
国会である限りそれは東京での維新の姿です。
維新のマイナス面は議員の不祥事です。
党としてどれだけ除名処分しても
不祥事の多さはイメージとしてあります。
https://note.com/keihasegawa/n/n98ea972e36cd
ここでもお書きました。

東京ではマイナスでのスタートと思って、
与党となって、東京の国会から、
堂々と道州制についての議論を初めて欲しい。

これが私の願いだったりします。


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