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自分の幸せよりも人の幸せ

”幸せにするのはまず自分が先”
と良く言う。
では、人に幸せになってもらうのが自分の一番の幸せだったらどうだろう?!

子供のころからそういう気持ちを持っていたが、
この歳になるとだんだんとこの気持ちが実体化してきた。

まず自分の幸せと言うのは何か?
と言うのを考えてみる。
美味しい物を食べる。
安らかな睡眠。
旅行に行く。
好きな女性と交わる。
好きな映画を見る。
子供が出来る瞬間。
など、様々な幸せが人生にはある。

では、
美味しい食事を一番最初にした時の幸福感、
最初に好きな女性と交わった時の幸福感、
ストレスなど皆無だったあの小さいころの睡眠、
子供が出来た時の瞬間、
をもう一度体験することが出来るだろうか?!
同じ幸せを味わうことが出来るんだろうか?!

自分の答えは
”出来ない”
である。
”自分自身を幸せにするのは限度がある”
と人に良く話すんだけども、
まんざら間違いではないと思う。

ものすごーく自分勝手な意見なんだけども。笑

この歳になってみると、どうも幸福の感覚が薄れてるように感じる。笑
自分が思っていた以上の食べ物には出会わないだろうし、
自分が学生の頃のように一心不乱で遊ぶことも出来なくなる。
自分が幼少期や若いころに思い描いていたあの頃の夢も大体は体験済みであるので、そうそう ”初体験” ということもなくなり、
そういった体験も経験することは無くなっていく。
いい意味でも悪い意味でも精神的や肉体的に "初めての感覚" というものが一つ一つ消え、喜怒哀楽が徐々に薄くなっていく。

そうなるとだ、人の笑顔や人が幸せになってもらう瞬間というものはどうやっても飽きるということは無い。笑
ただ単純に周りが明るくなると自分が明るい気分になるだけ、
なのかもしれないし、
自分が失った喜怒哀楽を自分以外の人から得ているだけ、
なのかもしれない。

どんな根拠であれ、
人のために料理を作ってあげたり、
プレゼントを上げたり、
単純に優しくしたり優しい言葉をかけたりすると、
人は喜んでくれて幸せになってくれる。
それがもちろん両親であっても、電車の中で会った他人であってもだ。
その自分以外が感じた喜びが自分が体験する以上の幸福度に変換され、
自分が想像していた以上の幸福を自分にもたらしてくれる。
(ひねくれたやつもいるけどね 笑)

人の喜びは天にも昇るような幸せな気持ちにさせてくれる。

って書いていて、なんか自分がひねくれてるような気がしてきた。笑

でも冗談抜きで、
なんか人生が物足りない、
なんか楽しくないと思っている人がいたら、
ちょっとだけ他人を幸せにすることに励んだらいいかもしれない。
特に、今までない笑顔や感謝を与え、伝えてくれる人に幸せになってくれるのは、自分が幸せになる何十倍何百倍っていう幸福を自分にもたらせてくれるから。

と、日本にいても海外にいても、
自分以外が自分以上に満面の笑顔で喜んでるのを見るのが好きな人生を送っる毎日である。

もちろん犬にも優しく!(カリフォルニア 2015)


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