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【クラシコレビュー】レアル・マドリーの逆転劇をミクロとマクロの両面から解き明かす【山口遼×きのけい対談】

こんにちは。

少し時間が経ってしまいましたが、国内外の最先端のサッカーを扱う専門誌『footballista』に、先日アウェイのカンプ・ノウで行われたラ・リーガ第11節伝統の一戦エル・クラシコのレビュー記事が公開されました。


記載の通り今回のレビュー記事はこれまでとは異なり、エリース東京FCで一緒に仕事をしている監督の山口遼(X:@ryo14afd)との対談形式となっています。レアル・マドリー、バルセロナそれぞれの目線から、チーム状況を踏まえてどのようにスターティングメンバーを選び、どのような意図で試合に入り、そしてどのように采配によって修正を加えていったのか、戦術的な観点から振り返りました。前編と後編に分かれています。

特に前半はレアル・マドリーにとって難しい時間になりましたが、ボール非保持におけるプレッシングの噛み合わせに関する指摘に加え、あまり指摘されていなかったボール保持時におけるオーレリアン・チュアメニやフェデリコ・バルベルデのポジショニングの問題点についても言及しています。その他ピッチ内の戦術的な観点に留まらず、ピッチ外の差異や現場目線での意思決定の難しさに注目し、また今後の展望等も盛り込まれている非常に濃い内容となっていますので、ぜひご一読ください。

エル・クラシコ直後にはチュアメニの離脱が明らかになり、どのようにやり繰りをしていくかに注目が集まっていた中で、代表ウィークにはチームの要であるヴィニシウス・ジュニオールとエドゥアルド・カマヴィンガが負傷し長期離脱。起用可能なトップチーム選手が約15人しかいないという、20-21シーズンを想起させる最悪の事態に陥ってしまいました。


しかしどんな状況であっても、言い訳なしにタイトルを求められるのがレアル・マドリーというクラブ。バルセロナが低迷しているなら尚更、この期間にはむしろ勝ち点差を広げていかなければなりません。幸いにもジュード・ベリンガムとダニ・セバージョスは招集メンバーに復帰。そして、想定よりもかなり早く、ルカ・モドリッチとトニ・クロースの2人にすべてを頼らざるを得なくなりました。この2人がボールを動かすことができる限り、レアル・マドリーはまだ死んでいません。希望を捨てずに、勝ちながら怪我人たちの復帰を待ちましょう。必ずタイトルを。


最後までお読みいただきありがとうございました!


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