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ポイントを使って気軽に疑似投資体験。将来への不安を希望に変える。【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「イマ、ココ、注目社長!」では、各業界でご活躍中!いま注目の社長に、事業、経営、経営者とは、理想の幹部像などについてズバリお聞きしています。


将来への不安を背景に投資を始める人が増えています。そんな中、世界で初めての株価連動型ポイント運用システムを開発し、サービスを提供しているのがSTOCK POINT株式会社です。買い物などで付与されるポイントを、選んだ銘柄と連動させて株価の値動きに合わせてポイントが増減する仕組みで、疑似投資を簡単に体験できるとあって急成長を見せています。

同社代表取締役の土屋清美氏は、東京工業大学理学部応用物理学科を卒業後、コニカミノルタ株式会社の研究職を経て、株式会社電通国際情報サービスにSEとして勤務。その経験を活かして起業し、金融サービス事業を展開する中で現在のビジネスを構想しました。これまでの歩みやなぜこのビジネスを思いついたのかについて、お話を伺いました。

(聞き手/井上 和幸)

土屋 清美氏 STOCK POINT株式会社 代表取締役社長

金融×ITで電通国際情報サービスに入社

――土屋さんは、東京工業大学理学部応用物理学科を卒業されましたが、就職にあたってはどのようなことを考えていたのでしょうか。

土屋 当時はいまと違って、理系は希望する会社にはだいたい入れたんです。それで就職はやはり研究職かなと思って、近い研究を行っている企業の中からコニカミノルタ株式会社を選んで入社しました。ただし、大学でやっていたのと同じ研究が就職しても続けられることはほとんどなかったので、そこは柔軟に考えていましたね。

――研究職として、コニカミノルタではどのような研究をされていましたか。

土屋 電子写真研究所に配属されて、コピー機の研究をしていました。コピー機は、光を当てて紙に書かれている文字や絵を読み取って、そこにトナーといわれるインクをつけて紙に転写する仕組みです。そこで、まずはドラムという部分でコピーしたい原稿の画像を読み取ることが必要になります。そのドラムに塗ってある光半導体の物性研究をするのがわたしたちの仕事でした。

――その研究をやってみていかがでしたか。

土屋 研究職は自分には向いていないな、と改めて思いました(笑)。だから1年で辞めてしまいました。その後2~3年は、コンピュータを使って原子炉建屋の耐震構造を分析するなど、大学の先生の紹介でアルバイトのようなことをしていました。その間に、自分はいったい何に向いているんだろうと考えていました。

――土屋さんにとって模索の時期だったわけですね。で、その結論は?

土屋 当時はバブル景気の時代で、金融機関が伸びていました。それに加えて理系でコンピュータを使う機会も多かったので...

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