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32歳で2度目の起業をした連続起業家が日本酒に懸けたワケ。

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「イマ、ココ、注目社長!」では、各業界でご活躍中!いま注目の社長に、事業、経営、経営者とは、理想の幹部像などについてズバリお聞きしています。


2015年、27歳の時に立ち上げた動画広告制作会社を、2年半でJCOM株式会社に売却。
2021年に再び創業して、まったく異業種の日本酒ブランド事業「MINAKI」を立ち上げた皆木研二さん。現在は3種類の日本酒を開発し、五つ星のホテルやミシュラン星付きのレストランも含めて、国内外で100軒以上に採用されています。
なんのノウハウもないまま20代で経験したM&Aや、なぜ日本酒ブランド事業を始めたのか、その背景について聞きました。

(聞き手/川内 イオ)

カードゲームで投資と交渉を学ぶ

――皆木さんの連続起業家としての原点から教えてください。

皆木 わかりました。初めて投資や交渉に触れたのは、小中学校の時にはまっていたカードゲームです。小学校4、5年生頃から「マジック:ザ・ギャザリング」を始めたのですが、当時は20代、30代のプレイヤーが多かったのです。それで大人の資金力に対抗するために、仲間内で別のカードゲームを売買して、その資金で「マジック:ザ・ギャザリング」のカードを購入していました。

――強いカードを手に入れるために、頭を捻っていたんですね。

皆木 はい。よく、大人たちとカードの交換もしていました。例えば1枚と1枚の交換では等価のものしか手に入りませんが、相手が持っていない4枚のカードを組み合わせることでレアなカードと交換できることもあります。相手のニーズを探ったり、うまく複数枚を組み合わせることによって自分にとって価値の高いカードを入手するという交渉は、自分にとってビジネス的な要素の強い経験でした。父親には、いい物件をベストなタイミングで購入し、売却するという点で「不動産屋に向いている」と言われていましたね(笑)

――そうなんですね。不動産会社で働こうとは思わなかったんですか?

皆木 ぼんやりとそう思っていた時期もありますが、大学に進学してからは経営コンサルタントになりたいと思うようになりました。町の電気屋さんをしている父親から、よく経営について話を聞いていたこともあって、興味を持ちました。ただ、調べてみると経営コンサルタントは高学歴の人が多いので、そこに食い込むために大学1年の時、中小企業診断士の資格を取ろうとダブルスクールで資格の勉強を始めました。

インターンとして社員のように働いた学生時代

――大学2年生から2年間は、株式会社BNGパートナーズという人材系ベンチャーでインターンをしていたそうですね。

皆木 はい。中小企業診断士の勉強だけしていても、経営のアドバイスはできません。現場をもっと知りたいと思...

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