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音声の可能性を追求し、“10年後の働き方のあたりまえ”を創り出す。【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「イマ、ココ、注目社長!」では、各業界でご活躍中!いま注目の社長に、事業、経営、経営者とは、理想の幹部像などについてズバリお聞きしています。


メディアの制作現場に限らず、会議やコンサルティングなどさまざまな場所で、かかわる人たちのペインとなっている「会話をドキュメントに起こす」という作業。エピックベース株式会社は、AIを活用した音声認識によるドキュメント作成支援ツール「スマート書記」を提供し、長年ストレスに感じていた作業から多くの人々を解放するサービスをおこなっています。

代表の松田崇義さんをお招きしての前編は、すでに高校時代には経営者を志していたというエピソードや、リーマンショックを経て、メガベンチャーやベンチャーキャピタル、スタートアップCOOと成長し続けてきた、松田さんご自身の軌跡を中心に伺いました。

(聞き手/井上 和幸)

松田 崇義氏 エピックベース株式会社 代表取締役

経営者の思想に触れ、自ら起業を志した高校生時代

――起業を目指したきっかけは学生時代にあったそうですね。まずはそのあたりの話から伺ってもいいですか?

松田 高校時代に飲食のアルバイトをしていました。いわゆる、地方の飲食チェーンです。通っていた高校が地元の進学校だったので、その店の店長から「おまえ、賢いんだから売上げ上げてくれよ」と振られ(笑)。でも、ちょっとおもしろそうだなと思って、経営の本を読んでみたんです。僕の地元は関西なので、京セラとかパナソニックといった企業には親しみがありましたし、そもそも大きな会社ってどんな発想で売上げを上げているんだろう?ということにも興味を持ちました。そんなこと、高校では教えてもらえませんし。
そうして組織論とか経営論に触れたことがきっかけで、店の売上げを伸ばすことにも貢献でき、「これはおもしろいな」と思うようになったんです。

――それは、すごいですね。

松田 それで、高校では理系を選択していたのですが、大学は経営学部へ。「30歳までに起業する」という目標を立て、就活もあくまで経営に携われるチャンスがあることにフォーカスして会社を選択していきました。

――そこで選ばれたのが、やはり三木谷社長のもとで経営が学べる楽天だろうと。

松田 いえ、当時はまだIT全盛ではなかったこともあり、当初はOBOGに起業家や経営者が多いリクルートに行きたい、と。憧れもすごくあって、リクルートが第一志望でした。ところが、僕らの就活のタイミングでリーマンショックが来て、一瞬で空気が変わりました。同期のなかにもリクルートに向いていそうな人が大勢いたのに、とにかくみんな不採用という事態になってしまって…。

――当時、確かにリクルートの採用はすごく絞っていて、ゼロにはしないものの数十名...

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