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20240826SDGsニュース


博報堂「生活者のサステナブル購買行動調査2024」レポート

※認知度・知名度という観点では、8割に達しているので、もう、多少の増減は誤差の範囲で、残り2割は、SDGsに興味関心がないということでもないでしょう。また、「10代の過半数が「社会や環境問題に取り組むことに疲れを感じる」と回答しており、“エコ疲れ”を感じている様子」とありますが、「社会購買実践度・社会行動実践度」の年代差は、多少あるとはいえ、一定の幅に入っています。これに対し、「お疲れ感」は明らかに年代比例ですから、行動度合いと「お疲れ感」の間に相関があるとは読み取れません。今は「お疲れ感」の比率が低く出ている上の世代も、10代のころは同じだったのでは?という気もします。

三十三銀を格付け会社が表彰 SDGs進める中小企業への金融支援で

※アワード実施主体の日本格付研究所のHPにとくだんのリリースも出ていないようなのですが、記事および三十三銀行のリリースより、ポジティブ・インパクト・ファイナンスの実績No.1ということでの表彰です。ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、環境・経済・社会へのネガティブな影響を減らし、ポジティブな貢献をする、ということに紐づいた融資。
https://www.33bank.co.jp/release/back-number/2024/pdf/20240823.pdf

太陽光発電で防災無線に障害の恐れ、東京都のパネル設置義務化を前に総務省が警鐘

※意図せざる悪影響。防災無線に障害が出ると、生命安全に直結する可能性があります。「不要電波を出す直接の原因とされるのは太陽光パネルで発電した電気(直流電流)を家庭用電気(交流電流)に変換する「パワーコンディショナー(パワコン)だ」」とのこと。新設はコントロールしやすいですが、既設が問題ですね。元々、パネルよりパワコンの方が早くだめになると言われているので、交換のタイミングで問題のないものに切り替えていくぐらいしかないでしょうか。10年以上はかかります。

「100億円企業」へ税制優遇 中小の成長支援―経産省要望

※もうぼちぼち、各省来年度重点施策が公表されますが、経産省の目玉施策のアドバルーンと思われます。中堅企業の定義新設とセットでの優遇措置ですが、どういう中身になるのか?は月末をお楽しみに。中小企業経営強化税制の延長の文脈で出てきているので、M&A、海外進出、設備投資、雇用・賃上げなどで、「●●が●年間で●%以上の計画or実績」を条件にするのでしょう。

「タワマンは将来の廃棄物」という主張は正しい… “年86万人減”の社会に高層建築はいらない

※神戸市長の発言について論じた記事。廃棄物問題について勉強を始めたときに、末石富太郎先生の「廃棄物メガネ」という考え方に、大きく触発されました。今は製品・商品・建物などに見えているものも、いずれ廃棄物になる、そういう視点で物事を考えよう、ということを端的に表現した概念です。廃棄物メガネをかけて見れば、タワマンに限らず、我々が目にする人工物は、ほぼ間違いなく将来の廃棄物です。そうならなかったものは、、、遠い将来、世界遺産になっているでしょう(どうにもならない負の遺産も含めて)。

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サステイナブル歴30年+4年目の眼

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  • 増補改訂した新2版、2024年7月25日発売です。初版から2年以上たち、情報・データのアップデートを行いました。使い方は同じです。

  • 1回目:キーワード解説集として読む。基本的に、1キーワード3論点でまとめてあります。問題は解かずに、解説を読んで内容を理解する。それから、「どこを問題にしたのかな?」と問題文の選択肢と、解説文を見比べる。そして、不正解肢はどれで、解説文のどこをどう変えたかを確認する。

  • 2回目:知識の定着度を確認するために、問題を解いてみる。そのときに、1回目の思考のプロセスを思い出す。

  • 3回目~:実際に銀行業務検定試験を受ける方は、全問正解になるまで繰り返す。