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設立20周年!ということで法人企業の20年生存率計算してみました 20221210解説

本日2022年12月10日、おかげさまで、有限会社サステイナブル・デザインは設立20周年を迎えることができました。

ちょっと前までだったら、個人なら、満20歳、成人の節目ですね。
法人の場合は、何年で成人、ということはありませんが、かわりに、●●周年というのがあります。

20周年企業は、いかほど?

そこで、帝国データバンクや東京商工リサーチという信用調査会社が、毎年年末になると、来年周年を迎える企業の数を発表しています。

ここでは、帝国データバンクの資料をみてみましょう。

帝国データバンクのリリース資料には、10年刻みの周年企業数が載っています。

それによると、20周年企業は22,323社となっています。つまり、22,323社の「同級生」がいる(正確には1年前にはいた)わけです。

20前に設立された企業数は、いかほど?

では、その2002年生まれの「同級生」は、元々、どれだけいたのでしょうか?
調べてみると、中小企業庁が2020年の中小企業白書に、そのデータを載せていました。1955年以降の設立登記数を、年ごとに見ることができます。
その元の統計書までは確認できませんでしたが、国の統計に基づく国の発行図書ですから、信頼できるものとしましょう。

これによると、2002年に設立された会社法人は87,544社です。

ちなみに、帝国データバンクのデータベースは147万社をカバーしています。実は、当社、含まれていません(先日、取材受けませんかのお手紙が来ましたが)。このように、把握漏れの企業数はどのくらいあるのでしょうか?

国税庁のデータによると、会社等法人数は267万社です。

単純計算で、帝国データバンクのカバー率は、147万÷267万=55%。
すると、「真の」20周年企業は22,323社×(1÷0.55)=40,587社の可能性があります。
が、、、帝国データバンクが把握していない、残りの45%には、当社のような吹けば飛ぶような零細企業や、休眠企業が多く含まれており、生存率はデータベースに載っている企業よりも低いでしょう。

20年生存率は?

ということとで、20年生存率は、25.5%~46.3%の間のどこか、なんでしょう。ざっくり、3分の1あたり、ってところでしょうか?

20周年企業22,323社÷87,544社=25.5%
20周年企業40,587社÷87,544社=46.3%

実はこの手の数字、いろいろネット上に出回っていはいますが、根拠・出典が確認できないものばかり。

今回の計算方法が「正しい」かどうかはわかりませんが、「フェルミ推定」的には、こんな感じということで。

Beyond20

さて、個人であれば寿命というものがあって、平均寿命から現在の年齢を引き算すれば、ざっくり自分の人生、あとどのくらい?は計算できます。

法人の寿命は、、、社会が続く限り無限といえば無限ですが、今のところ西暦578年創業の金剛組の1444年が確認できる最高齢です。

当社、どこまで存続させるかは定かには決めていませんが、設立20周年を機に、第3創業ということで、ビジネスモデル・事業内容のイノベーションを起こしていきます。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず(鴨長明)
不易流行(松尾芭蕉)
変わらないために、変わり続ける(一風堂河原会長)

当社も、20年前に行っていた事業は、現在ゼロ。
逆に、現在行っている事業は、創業当時ゼロ。
つまり、掲げている看板は同じでも、中味は100%入れ替わっています。
これからも、サステイナブル・デザインの看板は不変ですが、中味のイノベーションを続けていきます。

サステイナブル歴30+2年の「眼」

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