20240715SDGsニュース
40万円のバッグを作るのにディオールはいくら払っていたか…イタリア当局が搾取的な製造業者を捜査
※記事によれば、「ディオールがバッグの製造に対し業者に支払ったのは57ドル(約9200円)で、それを約2780ドル(約44万9100円)で販売していたという。皮革などの原材料にかかるコストは含まれていない。」そうなので、加工賃は売価に対し2%。高付加価値も度を超すと搾取。
最新の炭素除去プラントは、海洋の9万9000倍の速さで二酸化炭素を除去できる
※「この新しいプラントでは、1トン当たりの二酸化炭素除去に要するコストは、2030年までに100ドル未満になると推計されている。」というのが本当なら、他に代替手段がない排出者としては、クレジット購入との比較検討の俎上に乗りそうです。ただ、海洋CDRということなので、海の酸性化を加速するという点は、生物多様性の観点から問題では?(もっとも、それを心配するほど大規模なことにはならない?)
「60~66%削減」軸に検討へ 温室効果ガス排出、新目標で政府
※2013年度比60%なら、現在の2013年度比、2030年に46%削減、2050年にカーボンニュートラル達成のライン上です。年率2.7%×22年(2013→2035)=59.4%。6月29日にコメントしましたが、2019年度比60%削減は、2013年度比66%削減とほぼ同等。実績として2013➡2019年度で14%削減しているので、2013年度比で0.86×(1-0.6)=0.344、つまり65.6%削減となります。というわけで、とくに目新しい情報もなければ追加的な対策を講じることなく、「みんなもうちょっとがんばって」で、6%削減積み上げを期待しているだけ、と見えます。
【産業廃棄物税】制度の課題検証を(7月13日)
※産業廃棄物税は、2002年に三重県で法定外目的税として導入されたのが最初。なぜ三重県といえば、中京と阪神の間に位置し、両方から産業廃棄物が持ち込まれ、不法投棄も多かったため。当時、名阪国道沿いには不法投棄の山があちこちに見受けられました。記事は「究極の目標として、廃棄物の処分も、これにかかる税もやがて消えてゆく社会を築き上げたい。」としていますが、それは、廃棄物処理法にもとづく排出者責任を、排出事業者が果たすことに尽きます。
コメンテーター紹介
サステイナブル歴30年+4年目の眼
リットリンク(lit.link)開設しました!
サステイナビリティ経営の「時短」学習コースを開設しました!
サステイナビリティ経営の全体像を一気につかむための「ファストパス」を、この分野でキャリア34年の講師がご用意しました!
①「サステイナビリティ経営の見取図2024」は、サステイナビリティ経営推進部署に新たに配属された責任者・担当者の方(上場企業・中堅企業を想定)向けの動画です。
②「サステイナビリティ経営基礎研修2024」は、サステイナビリティ経営を初歩から学びたいビジネスパーソン(上場企業・中堅企業社員を想定)向けの動画です。
リリース記念で、人数・期間限定キャンペーン実施中です。
SDGs/ESG/脱炭素について勉強するならこの本で
新版は、環境省認定「脱炭素アドバイザー ベーシック」対応となりました。このたび環境省の認定がおり、問題集は10月6日販売開始となります。
1回目:キーワード解説集として読む。基本的に、1キーワード3論点でまとめてあります。問題は解かずに、解説を読んで内容を理解する。それから、「どこを問題にしたのかな?」と問題文の選択肢と、解説文を見比べる。そして、不正解肢はどれで、解説文のどこをどう変えたかを確認する。
2回目:知識の定着度を確認するために、問題を解いてみる。そのときに、1回目の思考のプロセスを思い出す。
3回目~:実際に銀行業務検定試験を受ける方は、全問正解になるまで繰り返す。