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RE×CE=CN 20220925解説

太陽光発電と蓄電池の新しい「兆し」がさまざま報じられていますので、まとめてみました。
従来は稀少元素が高性能化のカギでしたが、これからの「トランジション・エイジ」では、ありふれた素材を使って、そこそこ以上の性能で、大量に供給でき、メンテナンスフリー(に近い運用ができること)が重要になるでしょう。
日本にとっては、そうでないと、石油から再エネに切り替わっても、エネルギー供給のキモを資源保有国に依存せざるを得ない、という状況は変わりません。
そうはいっても、完全に稀少元素フリーは難しいかもしれません。とすれば、太陽光発電設備や蓄電池は、「製品のカタチをした稀少資源の保管庫」と考えて、確実に資源循環できるシステムの構築が重要です。
都市鉱山(捨てられたごみの山から資源を選り分ける)より一歩進んで、資源保管庫(資源は捨てずにとことん利用し続ける)へ。
RE(再生可能エネルギー)×CE(サーキュラーエコノミー)=CN(カーボンニュートラル)となる、ビジネスモデルに期待したいと思っています。

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