組織スラック

はじめに

今回のテーマである「組織スラック」は、簡単に言うと、組織の"余裕"のことです。

"余裕"と聞けば、「無いより、ある方がいい」と思われるかもしれません。しかし、"余裕"は"余剰"とも言い換えられます。これならどうでしょう。「そんなムダなものは無い方がいい」と思いませんか?

組織スラック

企業などの内部に存在する"ゆるみ"を指す。対象は様々で、資金や人材に限らず、設備・特許技術などのことを言う場合もある。

視点①:未使用の経営資源

組織スラックはまだ使っていない経営資源だという見方がある。企業は様々なリスクに直面しているため、緩衝材としてスラックが有効利用できるという考え方である。

視点②:非効率性と同じ

組織スラックが発生しているということは、ある投入量で得られるはずの水準よりも低い水準の生産量しか産出していないことを示す。これは、生産が最適化できていないと見る考え方である。

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