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トレーニング効果を最適化する運動休息比へのこだわり ~そのトレーニング、もっと良くできるかも?~

運動休息比とは、しばしば僕の記事でも触れていますが、ある運動を複数回繰り返す際の運動時間と休息時間の比率のことです。

例えばある運動Aを1分×4セット行うとします。
この時のセット間の休息時間も1分だとすれば、運動休息比は1:1です。休息時間が2分であれば運動休息比は1:2となります。

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ある運動をトレーニングとして行う場合、十分な量を確保するために休息を挟んで複数回繰り返しますが、この時運動と休息の比率がどの程度であるかによってトレーニングの効果は全く違うものになります。


今回はの記事は

・なぜ運動休息比の設定が重要なのか?
・運動休息比の設定を考える基準とは?

に関してです!


■運動休息比の設定がトレーニング効果を変える

運動休息比にこだわる理由の一つは、それをコントロールすることでスポーツトレーニングによる身体の生理的・神経的な適応を目的に応じて変化させることが可能だからです。

例えば持久力トレーニングや筋力トレーニングはエネルギー供給機構や筋・神経系などへの刺激を加えることで、身体の生理的・神経的適応を引き起こし身体機能を向上させることを目的に行います。

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運動休息比をコントロールすることで同じ運動様式で行うトレーニングでも異なる生理的・神経的適応を引き起こし、異なるトレーニング効果を得ることができます。

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