【運動指導の超基本】 エクスターナルフォーカスを使ったトレーニング指導
「もっと足を高くしてください。」
「膝が前に出ないように!」
「体をもう少しまっすぐにして...」
つい使ってしまうこのような運動指導の言葉があります。
これらはインターナルフォーカスでの運動指導です
この記事を読んでいただくにあたって強く言えることがあります。
もしもエクスターナルのキューイングを使ったことがなく、常にインターナルフォーカスでのキューイングでのみ指導をしている方がいれば、
エクスターナルフォーカスでのトレーニング指導方法を知ることで必ず指導レベルが上がります。
■エクスターナルフォーカスとインターナルフォーカス
日本語では以下のように表現されます。
エクスターナルフォーカス:外的焦点
インターナルフォーカス:内的焦点
これは運動時にどこへ意識の焦点を向けるか?を表した言葉です。
エクスターナルフォーカスでは身体外へ意識を向けます。
対してインターナルフォーカスでは身体内部へ意識を向けます。
例えば目の前にある茶碗を手に取ろうとするとき、ほとんどの場合には意識は茶碗へ向けられており、その茶碗へ意識を向けた結果手を伸ばしているのであって、「腕をあげて、肘を伸ばして〜」と意識して腕を動かしているのではないですよね。
この場合エクスターナルフォーカスで運動が行われていると考えることができます。
対して新しい動きを習得しようとするときや、意図的にに身体への意識を高めて運動しようとするときは意識は身体内へ向く傾向があります。
新しい動きを習得する際はその動きが無意識で自動化されておらず、意識的に制御する割合が高くなると考えられているからです。
この場合はインターナルフォーカスで運動していると捉えることができます。
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