怪我予防のための中殿筋トレーニング①
「怪我を予防する」
これはスポーツ現場では、どこであっても課題となります。
サッカー選手の怪我の多くは以下のものでしょう。
・足関節捻挫
・肉離れ
(ふくらはぎ、ハムストリング、内転筋など)
・膝関節靭帯損傷
(内側側副靱帯、前十字靭帯など)
・グロインペイン
・腰痛 etc...
これらを予防していくことで、選手は不本意な離脱をすることなくサッカーをすることができます。
チームとしては、より質の高いトレーニングや試合ができるようになります。
傷害予防プログラムとしてFIFA11+のようなものもあり、少し調べれば情報にたどり着けるので
「チームで怪我予防って、実際に現場で何をしたらいいかわからない!」
ということにはならないでしょう。
しかし、そのプログラムやエクササイズが何にアプローチしたものであり、なぜそれで怪我を予防できるのかわからなければ、形だけのプログラムになってしまうかもしれません。
そこで今回は、中殿筋に注目して、傷害予防の考え方を書いていきます。
■「ケツが大切」のケツとはどこを指す?
怪我の予防でも、パフォーマンスの向上に関してでも、「ケツが大切」とは言われますが、その「ケツ」とはどこを指すでしょうか?
ここから先は
3,353字
/
4画像
¥ 290
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?