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書店からのお知らせ

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書店のフェアやイベントのことなど
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#恵文社一乗寺店

11月1日-11月30日|若林哲博 小作品展「ローマンメリー」

秋の訪れ感じる季節、書店フロア一角にて画家・若林哲博さんの小さな作品展を開催いたします。 スタッフが若林さんの作品に出会ったのはかれこれ10年ほど前のこと。 心の深くにある、懐かしくも詩情あふれる深遠なる情景。静かで透き通る青、色の重なり。モチーフとなる自然や人、生きものたち、彼らのまなざしは純粋な祈りにも似て、みずうみを湛えたように深く美しく、見る者にそっと語りかける。時に抽象的なモチーフや立体造形も手掛ける若林さんの作品は、どれも忘れがたく心に残ったものでした。 こ

恵文社一乗寺店 9月の本の話 2024

こんにちは。書籍フロアの韓です。 9月の書籍売上ランキングと、おまけの本の話。 今月もよろしければどうぞお付き合いください。 //////// 動物と人間の関係性について思考をつづけるイラストレーター / デザイナー・オカモトレイコさんの第五作目が今月1位にランクイン。今作のテーマは、占星術にも用いられる中国の伝統的な星座であり、天の領域を示す「二十八宿」。 星座の成立理由とは全く関係なく、星禽(せいきん)と呼ばれる動物シンボルが当てられました。なぜ星座のシンボルとし

9月25日-10月29日|『コミティア魂』刊行記念フェア

オリジナル作品のみに限定した、国内最大規模を誇る同人誌即売会「コミティア」。プロ・アマを問わないマンガ描きたちが自主出版した本を発表・販売する展示即売会として、1984年に東京でスタートしました。 当初は100サークル程度だった規模も開催を重ねる毎に拡大し、今や全国各地で催され、6000を超えるサークルが参加するというビッグイベントに成長。漫画を中心とするクリエイターの集合地となったコミティアは、今年40年という節目の年を迎えられました。 40周年を記念して、イベントカタロ

9月15日-10月6日|しょうぶ学園フェア「HELLO, SHOBU STYLE!」

この度、当店でははじめてとなるしょうぶ学園のフェアを開催いたします。 九州・鹿児島の豊かな自然に育まれ、1973年に知的障害者援護施設として産声をあげたしょうぶ学園。創設以来ものづくりを大きな柱として、誰もが真に能力を発揮しながらのびのびと過ごせる場所を目指して活動されています。 しょうぶ学園の特色は、アート&クラフトをテーマにした多岐にわたる活動。利用者の方々の感性溢れる創作の姿勢に魅せられ、豊かな個性を発揮できる環境が育まれてきました。従来の下請け作業ではなく、”地域

9月9日-30日|「酔線―十二の偶作」刊行記念フェア

酔線―十二の偶作 戯画 安堂龍 / 戯文 未生響 来る 破色 幾千に 徴し 岐路 狐路 自由 弧に 紙ら 絶に 六 抛る 千の 白 乙と 刺さる 微酔睡魔にまかせて描かれた安堂龍の十二の戯画と、 偶発を求めてChatGTP狐狗狸篇として書かれた未生響の戯文による 『酔線―十二の偶作』の刊行記念フェアを開催します。 『酔線―十二の偶作』 戯画 扉+12葉/戯文12篇4頁/跋文4頁/特製カルトン装/ 限定50部/記番サイン入 うち1-10番本は特製版として、 アルミ箔孔版画入

7月15日-8月15日 | Let's POTLUCK PARTY!!

日ざしのまぶしい夏の盛り、書店フロアにてセルフパブリッシング「POTLUCK PARTY」のフェアを開催します。 聞けば口にしたくなる、なんとも語感のいい名前。”POTLUCK PARTY”とは、好きなおやつや得意料理を持ち寄って楽しむパーティーのこと。そんなパーティーのように、メンバーがそれぞれの表現を形にしたものを持ち寄り、イベントでひとつのテーブルをシェアすることをコンセプトにしたバラエティ豊かな活動です。 主宰のmakitaakiさんは鳥取県の出身。ロンドン・東京

7月7日-7月31日|森善之写真展『白の余白』

このたび、写真家・森善之さんによる作品集『白の余白』の刊行を記念し、書籍フロアにて写真展を開催いたします。 [会期] 2024年7月7日(日)~7月31日(水) 11:00〜19:00 [会場] 恵文社一乗寺店 書籍フロア 森善之写真集「白の余白」 オンラインショップはこちら 森 善之 (写真家・Japangraph誌発行人)  1960年 生まれ  1983年 大阪写真専門学校卒業(現ビジュアルアーツ)  1991年 大阪宣伝研究所写真部を経て独立  1998年 

恵文社一乗寺店 5月の本の話 2024

こんにちは。書籍フロアの韓です。 5月の書籍売上ランキングと、おまけの本の話。 今月もよろしければどうぞお付き合いください。 //////// 作家・歌人として活躍の場を広げる小原晩(おばらばん)さんによる初のエッセイ集が1位にランクイン。彼女の描く日常のシーンは、ついつい自分の生活と重ねてはいとおしさを覚えてしまいます。 社会人一年目の夏、仕事をサボり食べた唐揚げ弁当のこと、亡くなった父と最後に食べた回転寿司、眠れない夜を少し明るくしてくれるおまじない、愛してやまな

恵文社一乗寺店 4月の本の話 2024

こんにちは。書籍フロアの韓です。 新芽がそよそよと風にゆられて心地良い季節ですね。 4月の書籍売上ランキングと、おまけの本の話。 今月もよろしければどうぞお付き合いください。 //////// 短歌、エッセイ、小説、童話などさまざまな分野で活躍の場を広げる作家・くどうれいんさんによる新エッセイ集が1位にランクイン。 ふたり暮らし。マンションの最上階から見る夜景。コーヒー牛乳と結婚。氷嚢を頭に載せた盛れ写真を見せてくれる友人。へそを出してきた友人。好きになれない自分の手

6月1日-7月6日|えちがわのりゆき新刊「センチメンタルおとうたん」原画展

『センチメンタルおとうたん(講談社)』は、愛娘にちちゃんとおとうたんの愛おしくかけがえのない7年間の日々の記録です。刊行を記念して原画展とオリジナルグッズを販売します。 [会期] 2024年6月1日(土)~6月30日(日)~7月6日(土)まで会期延長! [会場] 恵文社一乗寺店 書店・店内フェアコーナー 《6/1~2限定》souffleドーナッツ販売します。 ★好評につき、6/15(土)、29(土)も12:00頃から販売決定!★ souffle スーフル ずっと京都 高

4月1日-4月30日|森本徹×ティナ・バゲ『IMPERFECT UTOPIA』写真展

このたび、写真家の森本徹さん、バルセロナ出身のティナ・バゲさんによる作品集『IMPERFECT UTOPIA』の写真展を書籍フロアにて開催いたします。 2014年から6年間撮りつづけた日本の離島の横顔、島に住まう人々の表情。 時代とともに薄れてしまった島国の文化と風土が色濃く滲むさまざまな情景をおさめます。 展示スペースでは、手漉き和紙にプリントされた作品たちを展開いたします(作品の販売もございます)。 真摯な眼差しを通しおさめられた、無垢の美しさを纏う写真群をぜひお見逃

恵文社一乗寺店 3月の本の話 2024

こんにちは。書籍フロアの韓です。 3月の書籍売上ランキングと、おまけの本の話。 今月もよろしければどうぞお付き合いください。 //////// 1966年、大阪生まれ。単身上京後に、無国籍レストラン「カルマ」で働きつつ、セツ・モードセミナーで絵を学び始めました。30代半ばからの遅いスタートでありながらも、旺盛な創作意欲のもと、多くの個展、グループ展に参加。難病を発症し、49歳で亡くなるまでに遺した膨大な作品より厳選した80点を収録した『やまぐちめぐみ作品集 新装版』が1

恵文社一乗寺店 2月の本の話 2024

こんにちは。書籍フロアの原口です。 今年の2月は“閏年”でしたね。にだけ現れる本、「渡り鳥」が4年の時を渡って再入荷した月でもありました。4年の歳月に思いを馳せ、本書を贈り物へされる方も多くいらっしゃいました。 それでは今月のランキングです。 //////// 花原史樹さん初のイラストブック「ね、この素晴らしき世界」。 大学生の時に、保護猫との出会いからねことの生活がはじまった花原さん。共に暮らすねこたちを題材に、描き続けて2222日。 だっこをされたり、しっぽをのせ

4月23日-5月7日|『坂巻弓華 寓話集』原画展 光の詩人のおはなし

全国で個展を開催し、注目を集めている気鋭の画家・坂巻弓華。 彼女が個展のたびに私家版として制作していた小さな冊子に収められていた掌編や寓話を集め、描き下ろし作品を加えた『坂巻弓華 寓話集』の刊行を記念し、巻頭に収録されている寓話「光と詩人のおはなし」の原画展を開催いたします。 書籍のほか、会場限定で坂巻弓華オリジナルのトートバッグやポストカードも販売いたします。どうぞお楽しみに。 『坂巻弓華 寓話集』原画展 光の詩人のおはなし 【会期】2024年4月23日(火)~5月7日