見出し画像

地方移住して良かった、と思える理由のひとつは海近に暮らせて仕事できること。

内閣府が東京圏の人たち向けに、移住への一歩を踏み出すきっかけとなるサイト『いいかも地方暮らし」を新たに立ち上げました。国も本気ですね。

僕が3月末に都農町に移住したのは、この文脈ではないけど、結果的に同じタイミング、せっかくだし、地方にとっては確実にウェルカムなことなので、個人的な「移住して良かった」を少々。

仕事ありきの移住

まず、大前提として、移住の目的によって何がいいかは全然変わってきます。当たり前ですが、地方移住が絶対いいとは思いません。

僕の場合は、地方のまちづくりをしたい、というやりたい仕事ありきでの1万人の町への移住なので、仕事じゃない人にとっては何の参考にもならないかもしれませんのでご容赦を。

きっかけは仕事だとして、住んでみて満足度を上げていく(=長期に住み続けられる要因)には、生活環境が自分にフィットするかどうかが重要です。

僕にとっては家やオフィスが海近だったことが一番大きいです。

海近だといい企画がつくれる錯覚

海近のくらしを満喫しまくった夏が終わっても、宮崎はあったかく、最近も仕事途中で、あまりに快晴で気持ちよく、打合せ場所を海近でできます。

画像1

いまどき、スマホとPCあればどこでも変わりはないですし、なぜだか、新しい企画やアイデア出しは海近の方が進む、という錯覚が心地いいです。(比較検証はできませんが 笑)

チームビルディングにも最適

都農町は東京と違って、BBQをやるスタンスが日常すぎて気に入ってます。

先週も、あまりに天気が良く、まだ火曜日だったにも関わらず昼ごろからBBQを海近でやりたい衝動をおさえきれず、会社のメンバー全員でGo。

1人だけ、ちょっと早めに買い出しすれば、あとは仕事終わるや否や車で5分で会場に。僕の場合、途中に家があるので、一回帰って着替えても余裕。

画像2

明るいうちから火を起こし、みんなが集まる頃にはすっかり真っ暗。周辺に灯はないのでランタンは必須。

画像3

画像4

弊社にカメラマンがいてくれるおかげで、ひとしきり飲み食いしたあとは星空撮影教室。写真好きが多いと盛り上がります。星が綺麗なことも、都農町の満足度要因の上位。

会社のメンバーはみんな移住者。ここ数ヶ月で集まったばかりだから、チームとしてはこれからですが、楽しくチームビルディングしてくには、時間もコストもかからず超効率的です。

地産地消&自炊ランチ

なぜか同じ火曜日ですが、今週は、釣りの師匠に車で15分ほどの港から船で5分の無人島に連れて行ってもらい、アジ大漁でした!

これも海近ならでは。ちなみに午前中は3本打合せ終わらせちゃんと仕事しました(笑)。フツーに午後一で出かけていくカジュアルさが楽しいところです。

画像5

オフィスから軽トラで、釣具屋さんで餌買って。

画像6

港から船で5分

画像7

無人島(というより岩?)めがけて。

画像8

上陸して間もなく師匠とその師匠で亀の手を採取

画像9

あとは延々、21:30までひたすらアジを釣る。

画像10

翌日のランチはアジ&チヌの刺身と亀の手汁

画像11

1時間ちょっとでできるので、昼休みが有効な時間に。

ということで、単調になりがちなランチも、ちょっとした盛り上がりを見せて、地方企業じゃなきゃできない感じでした。

本読んだり企画するのには最適な環境

そもそもは、海が好きじゃなきゃ、全く共感頂けない内容の続きなんですが、毎週末は、お気に入りの海辺で、ポータブルステレオと本だけ持って半日はチェアリングしてます。

地方を楽しむには、海に限らず自然が豊かだから、お気に入りの椅子を車に入れておくことをおすすめします。

画像12

車ですぐそばまで乗り付けられるおかげで毎週、手軽に来れます。日常的な楽しみにするには大事なポイント。

サーフィンやダイビングもいいですが、個人的には、毎週ダラっとできるこの時間が至福になってきました。

地方もいい。ぐらいの脱力感

ということで、浮かれた感じの内容になってしまいましたが、否定はできず、でも浮かれて仕事するのも大事かなと。(すべてだと困るけど)

地方で仕事して生計立てていくのは、フツーに厳しくて大変です。特に、都農町のような過疎地であればなおさら。でも、厳しい将来を明るく思えるような企画やアクションを起こしていくには、眉間にしわ寄せて根詰めるよりは、開放的な自然環境、地の利を活かして、少し浮かれ気味にブレストした方が実のあるアイデア出てると実感中。

もちろんメリハリで、根詰めるときは詰めますが。

僕の場合は、東京生まれ東京育ちで、東京は好きなので、東京か地方か、という二項対立で考えたことはありません。

だから「地方いい」というよりは「地方いい」、と思う派です。

この辺りのバランスが難しいと思うんですが、あんまり安易に来ても地元になじめなかったり、そもそも仕事の場合は成果が出ず成長もしないと思います、と行って、一生かけて、ガチガチで臨のも、理想とのギャップが生じたときにメンタルやられやすい。求められるには適度な脱力感、ってところでしょうか。

僕自身は、仕事で縁ができたからには、都農町の仕事は生涯責任持ってやり遂げる所存ですが、所在は、どこに住んでるか、どこにいなきゃいけないかということには縛られないはず。

地方自治体にとってのメリットである経済性はまた別の視点であり、どこに住もうが二拠点、三拠点になろうが住民票や本社所在地は都農町に置き続けたいと思ってます。

ということで、東京圏の若い人たちには地方移住一点推しということではなく、選択肢の一つとしてのリアリティーを感じてもらえればと思ってます。

ちなみに、まちづくりや、地域活性の仕事をしたい人に限って言えば、これは移住した方が成果は出ます。確実に。理由は改めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?