05_【家探し編】どのように移住したかその③
「けーすけ」と申します。
都内での会社員生活が5年半を過ぎた頃、うっすらと妄想していた田舎暮らしを実現させたいと思い立ち、その半年後には長野の山奥で生活をスタートさせました。
今回も前回に引き続き、どのようにして移住を実現させたのかをお話します。
家を探して住む
移住をするには当然ながら家を見つける必要がありますので、今回は家の探し方を私の経験談からお話できればと思います。
先に申し上げますが、家探しは想像以上に苦労することが予想されます。
地方でなくても、家を探して契約をするという行為には経験と胆力が求められます。
その上で地方での家探しとなると、土地勘が無い場所で不動産情報を吟味しなければならず、また現地現物を見に行くことが容易ではありません。
さらに近年の移住ブームも相まって、条件の良い物件はあっという間に借り手・買い手が付いてしまう状況です。
後悔のない家探しとなるよう、この後のお話が参考になれば幸いです。
家探しのステップ
今回は、移住における家探しのコツを以下の2つのステップに分けてご紹介します。
不動産情報を探す
申し込み・契約をする
不動産情報を探す
不動産の主な情報源は、行政が情報開示している「空き家バンク」と民間の不動産情報ポータルサイトの2つかと考えています。
それぞれの特性を挙げると、空き家バンクは主に買い手や借り手が付きにくい物件情報が掲載されています。
例えば、築年数が古い/山間部に位置している/居住には改修が必要なケースがある、といった具体です。
私が思う空き家バンクのメリットは、値段が安い/自治体から補助金が出る/自然豊かなエリアに位置している/別荘など特別感のある物件がある/畑が付いていることがある、などが挙げられます。
私は空き家バンクから現在居住の物件を見つけて契約に至り、上記のメリットをすべて享受することができています。
一方で民間のポータルサイトの特徴は、物件数が多い/都市部の物件が多い/戸建だけでなくマンションやアパートなど物件の種類が豊富など、都市部での家探しと殆ど変わらないと考えて良いと思います。
可能であれば、空き家バンクとポータルサイトの両方を継続的に確認することが理想です。
多くの情報に触れ続け、移住先の相場や物件の良し悪しを判断する目利き力を養うと良いと思います。
申し込み・契約をする
私が思うに、このステップが最も移住の実現の明暗を分けるポイントです。
情報収集のステップは、マメさと時間があれば多くの人ができてしまいます。
一方で、目ぼしい物件を見つけた際に短い時間で的確な評価をする判断力と、その地方・物件に移住をするという決断力、そして少しでも早く申し込み・契約にこぎつける行動力は、しっかりと準備をして経験を積んだ人でなければ難しいと思います。
だからこそ、ライバルに差を付けるためにはこのステップが重要だと改めてお伝えしたいです。
いいな、と思った物件に住めるのは三度目の正直
皆さんはこんな経験をしたことはないでしょうか?
ポータルサイトでいいな、と思った物件が次の日掲載終了となっていたこと
思い切っていいな、と思った物件の問い合わせをしたら既に契約されていたこと
やっとの思いで内見の申し込みをしたら先着がいて結局その方が契約を決めてしまったこと
何を隠そう、これは私が都内の引越しの際の経験です。。
サイトを見れば見るほど理想が高くなり、やっとお眼鏡に叶う物件が見つかっても契約には至らない。
自分が良いと思う物件は皆良いと思っているんですね。
これが地方の場合にどうなるかを想像すると、何となく都市部よりも猶予があるイメージを持つ方が多いと思います。
ところが、地方移住における良い物件は都市部以上に熾烈な争いになると私は思っています。
私が長野の空き家バンクで見つけた現在の住まいは、たまたま物件情報が公開された瞬間に情報をキャッチし、30分で決断して契約申し込みを行いました。
それでも私を含め3件の申し込みがあり、長野への内見に参加したのは私を含め2組、そして一度はもう一方の方に決まってしまい縁が無かったと思われたところ、奇跡的にその方がキャンセルとなり繰り上げ契約となりました。
移住先にもよりますが、少なくとも長野県は全国でも移住先として人気が高く、日本中にライバルがいると思った方が良いかもしれません。
そして私が物件情報を見つけて30分で決断出来たのも、長きに渡る情報収集と過去に契約出来なかった苦い経験によるものでした。
不動産情報を探して、申し込んで、失敗する、そんな経験を何度か繰り返すものだという前提で、諦めずに粘り強く物件探しを続けることをおすすめします。
以上、本日は移住のための家探しについてお話をさせていただきました。
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