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娘が使う言葉に学ぶ

こんにちは。

控えめに言って、食いしん坊の娘。好きな言葉は、「おかわり」。趣味は、「つまみ食い」。特技は、「おいしいかどうか見分けること」。将来のわが家の食費が心配です。みなさん、ご機嫌いかがですか。

昨日の夕食時、ふいに「いつも、ごめんなさーい!」と言って娘が笑った。「へ?」と思いながら、「なにそれ?どこで覚えたん?」と尋ねる。でも、それには答えず、ニコニコしながら、また「いつも、ごめんなさーい」を繰り返す。

おそらく保育園の先生の会話を真似したのだと思うけれど、その「いつも、ごめんなさーい」が発せられたタイミングが絶妙。夕食時、まだまだ食べこぼしの多い娘が食卓を賑やかにしてくれる最中、心の中で「あぁ、今日も片付け大変やな」と思った瞬間だった。

娘からすれば、覚えたての言葉を使ってみたかっただけかもしれない。そこに他意はなくとも、そのシチュエーションで、咄嗟にその言葉が出たのは、私の表情に何かを読み取ったからではないか。でも、そこでなぜ「ごめんなさい」という言葉を選んだのか。心を見透かされたにせよ、娘に申し訳ないと思わせる素振りがあったのか、と困惑した。

わたしは思わず、食べ物でぐちゃぐちゃになっている娘を抱きしめて、「いつも、ありがとう!」と言って笑った。すると、娘も真似して、「いつも、ありがとう!」と言って笑った。

子供の言葉は、大人が話す言葉で育まれていく。そんな当たり前のことを実感した瞬間。「言葉」に良し悪しはないけれど、願わくば、心地よい言葉を豊かに使える人になって欲しい。わたしも、まだまだ知らない言葉がたくさんある。たくさん学んで、娘に語りかけていこう。

と、偉そうに思いながら、親が語る「関西弁」と、保育園で飛び交う「標準語」を聞き分けて、使い分ける能力を持つ娘に、もう負けている気がしています。


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