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#10「真・女神転生Ⅳ」(2013)

発売されてから10年立ち、最近ようやくソフトを買ってやり始めたので感想を色々。



・久々のナンバリング

真・女神転生Ⅳ 3DS (2013)

女神転生シリーズとしてはストレンジジャーニーがすでにDSで発売されていましたが、タイトルにナンバリング数字が入っている作品はⅢから大体10年ぶりぐらいになる。

ファミ通か何かで女神転生の新作が出るということは知っていて、配布用のフライヤーもゲームショップで手に入れていたのだが、その頃は仕事が安定してなかったのであまりお金に余裕がなかった。

その前から段々と家庭用ゲームをあまりやらなくなり、PS2辺りで止まってていたので、ソフトがニンテンドー3DSだったのもありⅣは手を出さずにスルーをしてしまった。

それから何年か立ちまして仕事も見つかり、ニンテンドー3DSも友人の交渉によって譲ってもらったり、ソフトも中古購入したのだが積ゲーと化してしまい何年か立ち…真・女神転生が30周年ということで音楽ライブをやるという情報を知る。

このタイミングを逃してしまったら、いつイベント開催なんてあるのかわからないしⅣも積んだままになると思い、ライブは二日間分チケットを取って見に行ったり、自分が世話になっているサーバーでⅣの音楽も聴いたりしてようやくⅣを始めるようになった。


・難易度に不安

序盤、ナラクに入り色々チュートリアルをこなし、悪魔との通常戦闘へ。
まぁ昔からメガテンシリーズは大体やってきたし、最初ぐらいは物理攻撃で何とかなるかなと思っていたのだが…。

デビサマ以来のカロン様

三途の川。。。

んーちょっと難しいかなぁと思いながらリセットして、また戦闘で物理技や魔法でダメージを喰らって三途の川を行ったり来たり。

これってすぐに悪魔を仲魔にしないといけないんじゃ…。
すぐにケンタウロスとナパイアを仲魔にして何とか戦闘ができるまでにはなったのだが、敵の物理攻撃が手強かった。
Lv1なのに邪鬼ラームジェルグのグラム・カットのダメージがエグさと命中率もあって、Ⅲの幽鬼ガキ以上に辛かったなぁと。

3Dダンジョンもまだ不慣れもあり、敵シンボルに攻撃がうまくいかずに先制されることもしばしば、先制からのリカバリもなかなかキツく、何回か戦闘した後すぐさま宿泊舎に戻り回復…そしてまたナラクにと行ったり来たりして何とかレベル上げをしてようやくできるかなーと思ったが…。

序盤から魔人ディビット

魔人デイビットを目の前にしてギブアップ。
ここまで三途の川に来てもマッカ払わずゲームオーバーで所持金の節約をしていましたが、ここでついにカロンにマッカを支払ったりとかして難易度を変えてもらえるようにしました…。

女神転生シリーズは色々とやってきていましたが、感覚的にこのⅣが歴代の中で一番氏ぬのと難しいなとはここで察しましたね。
特に新宿歌舞伎町辺りでマカーブル三体、ベノムザッパー連発であっという間に全滅は言葉も出なかった。


・昔ながらのメガテニストもニヤリ

作品中に出てくる要所々々に古きファンがニヤリとするところがあるのは面白かった。

左図:真・女神転生 右図:真・女神転生Ⅳ

始めから真1を彷彿とさせる要素があって、パッケージのワルターとヨナタンやゲームタイトルと思わせるあの音楽が流れてから、汝の名を名乗れや真っ白姿の二人友人…昔からのメガテニストには有り難い要素ばかりで興奮しましたね。
真1だけではなく、岩盤に覆っている東京や無限発電炉ヤマトといったのも真2要素があるのも良かったなー。

変わらぬStevenと今風になったユリコ

その他にも車椅子の男Stevenやユリコが何十年ぶりに登場したり、阿修羅会のタヤマがオザワに通じるものがあったりと様々な要素があって懐かしさと一緒にプレイ面白さがあった。


・久々の悪魔が沢山

真Ⅳはかなり悪魔の数が多かった。
いつもの悪魔から久々に出てくる悪魔がいたりと種類が豊富で、特にソウルハッカーズでは上下左右ぐらいの動きだった金子絵師の悪魔が、細かい部位が動きながら戦闘画面に出てくるのはとても嬉しかった。

初代女神転生のボス二人

さらにデジタルデビルストーリー女神転生でボスだったミノタウロス、メデューサが何十年ぶりにボス悪魔として登場したりと懐かし要素満載で楽しい。(むちゃくちゃ強かったけどw)

一部、悪魔のデザインで色々な感想を見かけましたが、個人的にルシファーは女神異聞録ペルソナでも頭はあんな感じでしたし、四大天使は彼らの腹黒さがデザインに表現できてい個人的にはまぁいいんじゃないみたいな感じだった。

本作の悪魔デザインが旧作の面影が・・・

ナパイアの画風を見ると何となく昔の金子絵師のデザインみたいだったからそれも懐かしさもあって好き。


・AIなヒロイン

イザボーが今作のヒロインなんだけど、常に一緒にいる時間が長いのもあって、バロウズがヒロインといっても過言ではないと勝手に思っている。

こんなこと言われたら嬉しくなる

ルートによってはフリンがやっていることが色々ヤバかったりするにも関わらず、どんな道だろうと横で応援してくれる彼女はまさにヒロインの鏡…。

プレイ動画を見た感じ、スティーヴンと交流(?)みたいなものはあったものの結局わからないままだったり、ニュートラルエンディングにてバロウズって実は東京の女神なのかな?的な感じで終わりましたが、何となく雰囲気が真1のヒロインみたいだなと。

台詞的にもお姉さんぽいお二人

個人的にメガテンとかのヒロインって雰囲気的に年上な感じが多いなと思ったのと、バロウズの人間味溢れるダメ出しを見て真1でスガモプリズンに投獄されてイラっとして主人公にダメ出しするヒロコを思い出したんですよね。。。さすがに考えすぎか。


・どっちも嫌

地獄すぎる東京

本作をやって特に衝撃だったのは砂漠の東京でしたね。
もしも真1の時にトールマンのことを真に受けた結果があれだったのかと思うと、とてもロウには身は預けられないなと。
さらにそれからの地下シェルターの音楽やキヨハルの姿を見た日にはもう。。。

爆炎の東京は破壊はあるけども何となくまだマシな気もしたが、悪魔人間と家畜人間の地獄のような格差を見るとカオスも嫌。
それにケンジの姿を見ていると、自分が崩される恐怖と自分自身の力への世欲望がおかしくなって姿や性格までもああなってしまうのかと…。

キヨハルとケンジってヨナタンとワルターの未来…属性に偏りすぎた末路がああいう感じなのかなぁと。
特にそういったのはストーリーにはなかったけど、キヨハルの一人称が僕って言っているのを見たら何となくそう思った。

中庸の世界も果たしていいものかはどうかとは思うが…。


・音楽

・Battle - b2

ライブでこの曲の演奏を聞いて、実際にプレイしてミノタウロス戦で流れていた時に「これがあの曲か」と思い出していつもボス戦になると気持ちが高まりましたね。
元々の難易度と強さに加え、鐘の音とテンポの速い曲が重ね合って緊張と焦りが伝わる戦闘になるんですよね。

特に自分がやっていたのが、音楽に合わして戦闘中のボスと会話のやりとりをやってしました。

下記のような感じで

0:10分 辺りでボスとの会話
0:29分 辺りで選択
0:48分 辺りで選択後の会話
1:16ぐらいにステータス変化

といった感じで音楽と台詞を合わせてボス戦を楽しんでいたのだが、迂闊に逆転されてしまうとそんな余裕がなくなって大慌てしてしまったりと。

海外の方には結構人気の曲で、コメントにも自分と似たようなことをやっている人がいて親近感が湧いてしまった。


・東京

ライブ前にいつもお世話になっているゲーム音楽のサーバーで知った数少ない真4の曲で、ライブ当日もギターソロの綺麗な音から始まった瞬間、あそこで聞いた音楽と思い出して聞いていました。

神秘的かつゆったりとした感じのフィールドの音楽が、岩壁に塞がれて常に夜の世界と沢山残っている建物の明かりがとても合っていて良かった。

そこから街に入り地上市街地や上野地下街の音楽が、悪魔がはびこり人類存続の危機が迫る世紀末の状態になっていることを出してくれてこれもまた良かった。


・新しい人も前からの人も

クリアして思ったのが、昔から真1とかメガテンシリーズをやっていてた人にはぜひやってほしいなと思いましたね。

ロウ・カオス属性の復活や懐かしいキャラクターに旧作に通ずる要素があったりしてとても楽しめました。
逆にこれをきっかけにメガテンを始めた人は過去の作品もやってほしいなと思いました。

そういえば、Kの酒場の店主はなんであんな感じだったんやろ。。。



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