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母音は色彩に似ている #1 発音記号のすすめ

皆さんは、"母音は色彩に似ている"と感じたことはあるでしょうか。

母音とは、日本語の「あいうえお」のことで、英語で言うと「a e i o u」などのことです。

これが色彩に似ているとは...…?

普段、私は英語についてのコンテンツを発信しています。これから、英語において、私が"母音は色彩に似ている"と感じる理由と、母音についての大切な考えをお伝えします!

長くなってしまいそうなので、記事をいくつかに分けて紹介していきます。興味がありましたら、ぜひ読んでみて下さい^^

※英語の発音は、私が学んだアメリカ英語を基準に説明しています。


「apple」の「a」

皆さんは、この英語をどのように発音しますか?

apple = りんご

日本では、多くの人は「アップル」と発音すると思います。

しかし、皆さんはこのような言葉を一度は聞いたことがありませんか?

「apple」の「a」は、日本語の「あ」と「え」の間(あいだ)の音

私は初めてこの言葉を言われた時、こう思いました。

うーん………どういうこと?(笑)

日本語の「あ」と「え」の間(あいだ)の音って言われても、よくわからないですよね。(^_^;)

この説明は間違ってはいないのですが、そう言われてしっくりくる人はあまりいないですよね…


間(あいだ)の音

実は、英語の発音では「間(あいだ)の音」はたくさんあります。

例えば、皆さんはこの英語をどのように発音するでしょうか。

hook = (物を掛けるための)留め具

日本語では「フック」と言われます。日本語にもなっていますね。

では、皆さんは「フック」ではなく、「ホック」という言葉を聞いた事がありませんか?「制服のホック」のように使われます。

この「フック」と「ホック」は何が違うでしょうか…

意味は同じです!(笑)

英語の「hook」の「oo」は、日本語の「う」と「お」の間の音と言われています。そのため、「フック」と言ったり「ホック」と言ったりします。

他には、この英単語も同じような例です。

cook = 料理する、料理人 → クック or コック

英語の発音では、このような日本語の「あいうえお」の間(あいだ)の音がたくさんあります。


カタカナ英語の限界

私は「英語の発音が良くなりたい人のためのnote」で、英語の発音が良くなるためのちょっとしたコツをお伝えしています。

そこでは、英語に詳しくなくても、「誰でも英語の発音を1レベルアップさせるコツ」をお伝えするようにしています。そのため、カタカナを使って説明しています。

しかし、お伝えしたように、英語には「日本語にない音」がたくさん存在します。それらの音をカタカナを使って理解するのには、限界があることを認めざるをえません…


発音記号のすすめ

カタカナ英語の限界を埋めるためには、正しい英語の発音を学ぶことが大切です。

そのためには、「発音記号」を学ぶことが効果的です!

「発音記号」とは、英語の辞書などに載っているこのような記号のことです。

ɪ e æ ɒ ʌ ʊ ə ɜː

いくつかはアルファベットと同じですが、それ以外は暗号にしか見えないですよね。(笑)

これらを学ぶことで、「apple」の「a」や「hook」の「oo」の音を理解できるようになります!

私が初心者の方に英語の発音を教えていた時は、こちらの教材を使っていました。

もう一度始める英語発音入門

難しい音声学の専門用語は使わずに、とても読みやすかったのでおすすめです!

発音記号については、他の書籍やYouTube動画などのコンテンツが充実しているので、自分が「面白そう!」と感じたものをやってみるのが良いと思います^^


次回に続く…

今回は「apple」の「a」や「hook」の「oo」のように、英語には「あいうえお」の間(あいだ)の音があることを説明しました。

そして、カタカナ英語には限界があり、英語の音をきちんと理解するためには、発音記号を学ぶことをおすすめしました。

次回は、母音は色彩に似ている #2 「あいうえお」がわかっていない日本人というタイトルでお届けします!

楽しみにしていて下さい(^_^)

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