市村圭

ライター。興味は音楽ゲーム全般。

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音楽ゲームライター・市村圭のポートフォリオ

ライターの市村圭(いちむら・けい)と申します。 音楽ゲーム(音ゲー。リズムゲームも含む)を専門分野として活動しています。 このページには以下の情報があります。 簡単な自己紹介 できること、できないこと 新規のご依頼について 詳細な実績一覧は別記事をご覧下さい。 プロフィール音楽ゲームライター。 1999年に音楽ゲームと出会い、ブログ執筆等を経て2012年からライター活動を開始。 音楽メディア『ポプシクリップ。』編集部所属。 掲載実績にGAMEクロス(朝日新聞)、リ

    • 『Guitar Pop Restaurant vol.50 ~Guitar Pop Festival 2023~』DJセットリスト

      2023年10月14日、ライブイベントのGuitar Pop Restaurant vol.50にDJ出演した際の、セトリ紹介と選曲意図の解説記事です。 選曲はこんな感じでした。楽しかった! 転換1:Yu_Asahina+TEA+うさおりーぬ~LimonèneSTEREO TOKYO/polyphonic room/pop'n music 10 先日公開された渾身の一作、「ポップンミュージック」25周年記事での推しアピールを踏まえた自己紹介ソング。直前に出演されたYu_

      • 「名前を呼んでくれるゲームシステムをコナミが独占した」というデマ:『ときめきメモリアル2』EVS特許の読解

        本稿の概要『ときめきメモリアル2』の音声合成システムEVS(Emotional Voice System)に関する特許の権利範囲を読み解いた。 EVS特許の権利範囲は、ある特定の方法による音声合成に限定されている。 EVS特許は、プレイヤーの名前を呼んでくれるシステムを独占できる特許ではない。 はじめに『ときめきメモリアル2』は、コナミから1999年11月25日に発売された恋愛シミュレーションゲームです。この作品には、プレイヤーの名前を入力するとゲーム内の人物がそれを自

        • あるゲーム特許に関するデマの発生と拡散:「音楽ゲームのFAST/SLOW特許」を題材として

          本稿の概要 「音ゲーの判定のFAST/SLOW表示はコナミの特許」という噂には根拠がない。 FAST/SLOW特許であると言及された2つのコナミ特許は、どちらもFAST/SLOW特許ではない。 特許に関するTwitter上の言及は鵜呑みにしないほうがよい。 注意事項 本稿の趣旨は「FAST/SLOW特許など存在しない」ではありません。 本稿の趣旨は「FAST/SLOW特許がコナミのものであるという噂には根拠がない」です。 本稿は特定個人の糾弾を意図したものではあ

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          音楽ゲームライター・市村圭の実績一覧

          このページは、おおむね2020年以降の公開実績の全てを、掲載媒体別にまとめたリストです(最終更新:2024年3月)。 概要を知りたい方は、別記事のポートフォリオをご覧ください。新規案件のご依頼条件もそちらに記載しております。 書籍『ゲーム音楽ディスクガイド2 Diggin' Beyond The Discs』 著書(共著)。ゲーム音楽史/ゲーム史研究家の田中"hally"治久の監修によるゲーム音楽のディスクレビュー本。音楽ゲーム関連のサウンドトラック、アレンジアルバム、ア

          音楽ゲームライター・市村圭の実績一覧

          「木いちごの心臓」セルフライナーノーツ(後編)

          矢澤豆太郎さんの創作短編集「Home.++」に寄稿した、音楽ゲーム題材のゲームSF「木いちごの心臓」の自己解説、の続きです。 後編は第三章から第七章(ラスト)までです。 注意! 物語のネタバレを含みます。 前編はこちらです。 第三章 ・音楽ゲームを通して外国語を覚える 海外にいながら(場合によっては未訳のまま稼働している)BEMANIをプレイし、あるいは日本の音楽ゲーム文化への接触を大きな動機として日本語を勉強されている方々が多くいらっしゃることに感動を覚えているので

          「木いちごの心臓」セルフライナーノーツ(後編)

          「木いちごの心臓」セルフライナーノーツ(前編)

          矢澤豆太郎さんの創作短編集「Home.++」に寄稿した、音楽ゲーム題材のゲームSF「木いちごの心臓」の自己解説。含まれた架空要素と実在要素を仕分けつつ、登場する様々の元ネタや意図などをまとめたものです。 前編は冒頭から三セクションぶん(第六章から第二章まで)。かなりの分量と密度がありますので流し読み推奨です。 注意! 物語のネタバレを含みます。 全体 ・木いちごの心臓 架空の音楽ゲームのタイトル、ミヤコの幼くも逞しい心、BPL2021文化でミームとなったワード「心臓」あ

          「木いちごの心臓」セルフライナーノーツ(前編)

          「夜の名前」セルフライナーノーツ

          矢澤豆太郎さんの創作短編集「Home.」に寄稿した、音楽ゲームとゲームセンターを題材とした短編ミステリ「夜の名前」の制作意図や自己読解、元ネタなどをまとめたものです。 注意! 物語展開やミステリ部分のネタバレを含みます。 ・タイトル キセルの曲名から。語感から借用したので、内容とはあまり関係ありません。 第一章 ・探偵役による真犯人の指摘から始まるミステリ 現代のエンタメ小説は最初の数行で読者を引き込む必要がある!という強迫観念から、むかしメフィスト賞に応募したミステリ

          「夜の名前」セルフライナーノーツ

          「音ゲー」はセガの登録商標ではない

          概要「音ゲー」はセガの登録商標ではありません。 過去にセガの登録商標であったこともありません。 Q. 本当にそのような誤解があるのですか?A. あります。一例としてtwitter検索を示します。 「音ゲー」がセガの登録商標ではないとする根拠(1) 特許庁の特許情報プラットフォームJ-PlatPatで検索することで、そのような商標が登録されていないことを確認できる(後述)。 (2) 「『音ゲー』の商標」としてしばしば持ち出される商標登録第4373817号は、「音ゲー」の商

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