「夜の名前」セルフライナーノーツ

矢澤豆太郎さんの創作短編集「Home.」に寄稿した、音楽ゲームとゲームセンターを題材とした短編ミステリ「夜の名前」の制作意図や自己読解、元ネタなどをまとめたものです。
注意! 物語展開やミステリ部分のネタバレを含みます。

・タイトル
キセルの曲名から。語感から借用したので、内容とはあまり関係ありません。

第一章

・探偵役による真犯人の指摘から始まるミステリ
現代のエンタメ小説は最初の数行で読者を引き込む必要がある!という強迫観念から、むかしメフィスト賞に応募したミステリ(落ちた)で使った構成を引っ張り出したもの。

・チエちゃん
あまり呼ばれたくないという本名の木村一枝(Ichie Kimura)はKei Ichimuraのアナグラム。呼んでごめんねチエちゃん。

・キリエちゃん
作中に登場しないフルネームは内間霧江(Kirie Uchima)で、やっぱり私の名前のアナグラム。自己投影とかじゃなくて、単にゼロから思いつかなかったからです。地元の大学に進学後、エンジニアとして印刷所に就職。2010年時点では技術主任。輪転印刷機のトラブル対応に詳しい。

・2010年
初期プロットでは現代が2020年、過去が2010年の設定だった。物語を貫く軸の不足を感じて再検討、コミュニケーションノートというガジェットを登場させることになった。そのため過去パートが2010年からノート文化が色濃かった2000年になり、現代パートも10年遡って2010年に。

・ファミレス
音ゲーマーが長話をしたいときのファミレスはサイゼリヤ(偏見)。でも当時のサイゼリヤにもチキンとフライドポテトの盛り合わせはなかったと思う。架空のファミレス。

・ノートを鷲掴みにしてるキリエちゃんの手の指輪
指輪が嵌ってるのが「薬指でない」とだけチエちゃんが言及してるので、このキリエちゃんの手は左手。キリエちゃんは左利きかもしれない。

・十年前、霧江も私も十八歳で
2人とも1982年の4月生まれ。

・音ゲーやってる人は指輪を着けない傾向にある(ボタンに当たるので)
そうですね。現代キリエちゃんが指輪着けてて大丈夫なのは、最近ダンスゲームにハマりすぎてそれ以外やってないからです。

・五つの鍵盤
2000年の春当時、五鍵は「completeMIX2」~「Club MIX」、IIDXは「3rd style」。設置台数的にもまだまだ五鍵が主流だった認識。

・一枝として生きることを強いられてきた十年
作中で語られた以上のことは確定させていません。

・目前に迫ったキャンパスノート
アリゾナの近所にある文房具屋さんの旧デザイン品セールで5冊248円(2000年当時)のときにまとめ買いしたものかもしれない。

・アリゾナ
私が高校のころ通っていたゲーセン(現存せず)の店名が、とある外国の都市名だったことから。

・8月23日
私の好きなアーティストの誕生日から。

・店員でありノート管理人
ゲーセンによっては常連客がノート管理人に任命されることもあったとか。

・石目
作中に登場しないフルネームは石目春樹(Haruki Icime)。無理やりアナグラム。2000年当時29歳。本来の専門はシューティングゲーム(トップレベルのやりこみスコアラー)で、音楽ゲームはそこまで詳しくない(入荷したらひととおり触ってみるくらい)。スコアネームはICE。

・私は霧江に嫌われたくなかったらしい
チエちゃんは私とは全くの別人なんですけど、こういう八方美人なところが私そっくりで親近感と同情が湧く。

・スコアネームはCHIE
文字数が3文字までのゲームのときはCIEを使う(TIEだとタイって読まれてしまうかもなので)。

第二章

・二分間で延べ千二百回ほどのボタン操作
このノーツ数でソフラン譜面だったら現47~48はあると思うんですけどBAD1まで詰めてるので、チエちゃん2022年の私より上手い。あと2000年当時にこんな譜面は存在しないのでプンミュは架空のゲーム。

・コミュニケーションノートに意図的に浮かれた文体で書き込む
チエちゃん、変身願望を秘めてそうなとこも私に似てるな。

・ドラムンギター
本家にないジャンル+それどんな曲よ感を出したかった。

・95633点
2000年当時の計算式で実際にこの点数になるGREAT/GOOD/ノーツ数の組み合わせがあるかどうか検証したかったけど、間に合わなかったので計算してません。謝罪会見。

・プンミュ
「プンニカ・ミュージカル」という架空のゲームだったということになりました(次回作を書いてる途中に)(でも推敲中に消えたので出てきません)。

・曲調は変わらないのに~
非音ゲーマーに読まれることを想定し、「ソフラン」などの専門用語をできるだけ排除したかったので、冗長に説明。「コンボ」は直観でもぎりぎり通じると信じてそのまま。

・繋ぐとか理接とかが、ローカル用語なのか全国で通じるのか分からない
今はともかく2000年頃に通じていたのか本当に分からない。後述の通り当時インターネットはあまり普及してなかったし、雑誌経由で広まるものもあったと思うんですけど、それだって全員が読んでるわけじゃない。例えば当時フルコンボのこと「全繋ぎ」って呼んでたんですけどいま影も形もないので、あの呼び方はローカルだったのかそれとも単に廃れたのか。

・スコアネーム/ハンドルネームの読み方がわからないので口頭では適当に呼ぶ
2022年現在でも散見されていそうな風習。

・キリエちゃんが描いているイラスト
言わずもがな。

・イラストノート、音楽ゲームノート、雑談ノート、要望ノート
このへんの分類や経緯はあとがきに書いた通り「ゲームセンター文化論」を参考にしまくりました。

・ストバン
架空の格闘ゲーム「ストーム・バンディット」(Storm Bandit)。登場キャラがいわゆるならず者ばっかり。ブッチ・キャシディまんまとか座頭市まんまみたいなキャラがいたりする。

・ジンム3
架空のシューティングゲーム「神武兵団」シリーズの3作目。モデルは「式神の城II」と「らじおぞんで」。

・ゲームレヴ
アルカディアのコンパチ。元ネタとは異なり、こちらでは紙媒体と並行でアーケードゲーム専門のWEBメディア「ゲームレヴ・オンライン」をわりと早期に立ち上げており、紙雑誌サイドの休刊後にもそちらが継続している。うらやましい世界。

・キリエちゃんのイラスト2枚目のメガネキャラ
ナカジの初登場は2005年。2000年にはまだいないのでやっぱりプンミュは架空のゲーム。

・私とは違う制服
高校生のころゲーセンで話した同い年くらいの女の子2人組が、将来はお笑い芸人になるんだ、って本気で言っていたのが衝撃的だった。いろんな学校のいろんな制服の学生が、同じ空間に集まって同じゲームをやっている、という風景の不思議をいちばん実感したエピソード。チエちゃんとキリエちゃんが違う学校なのは元からだけど、初期プロットの段階ではチエちゃんは制服じゃなく私服だった。メイントリックが変更されて私服である必要がなくなったので制服に。

・レボ
架空のダンスゲーム「レボリューショナリー・フロア」。次回作でも言及されます。

・レボの曲あんまり移植されない
最初期のDDR(DDRって言っちゃったよ)はかなりの割合がライセンス曲だったので、他機種への移植は数少ないオリジナル曲のさらに一部とかなり限られていた。そもそも音楽ゲーム全般で移植事例自体が少なかったのもある。DDRオリジナル曲の最初の移植はたぶん「beatmania 4thMIX」(1999)への「PARANOiA MAX -DIRTY MIX-」収録?

・ゲータレード
Gatorade。米国Van Camp's社による実在の炭酸飲料。日本では雪印・ポッカ、後にサントリーがライセンスを受けて供給していたが、2015年に国内販売終了。2022年現在は輸入品のみ入手可能。キリエが好きだという同名の楽曲は架空。実はLuminous Orange「Gertrude」をイメージしていたものの綴りが違った(あっちはドイツ語圏の女性名)ので完全な架空になった。

・ライトさん
本名は御池ヒカル(Hicaru Miike)。もともともうちょっと役目があったけど、プロット改変に巻き込まれて名前だけが残った。

・音楽ゲームの一般オーディエンスから歓声
2000年くらいにはまだギリギリあった風景(多分)。

・そこそこのプレイヤーであれば収録曲100曲くらいなら一巡はプレーしてる
すごいこと。

・ジョロキア
「Jolokia」。今作の裏ボス曲。つよそう。唐辛子曲シリーズの最新作(当時)。「Jalapeño」「Habanero」に続く3作目。その曲名でユーロビートは無理があるのでは?ともっぱらの評価(作中のファンから)。

・エクストリーム・ノイ
今作の表ボス曲。ノイって付いてるけどニエンテとは関係ありません。ほんとに。モデルはDWIパッケージ「DDR foonmix」よりTASK「NuclearMagneticResonance」……なんですけどいまfoonmixの公式見ても曲リストに見当たらない。なんで?

・パソコンもネットもない
2000年のインターネット利用率は約34%、PC普及率は(統計対象によるが)40~50%程度。ネットが使える家庭は少なかった。

・ネットに時間あたりのお金がかかる
テレホーダイやフレッツISDNこそ先行して存在したものの、日本で高速インターネット常時接続の普及を牽引したADSLのサービス開始は1999年12月。2000年はまだまだ途上で、ネットが入っていてもダイヤルアップという事例はザラ。たぶんキリエちゃんが大学入ったあたりで、親にねだって常時接続のADSLを入れてもらったと思う。そしてプンミュのファンサイトを漁りつつ、心のどこかでチエちゃんを探してたと思う。

・隠し曲の情報はアーケードゲーム雑誌とノートの書き込みで知る
私が行ってたゲーセンだと、ファンサイト(個人運営。当時はまとめWikiという文化は皆無だった)の隠し曲まとめページを印刷したものが、ゲーム筐体に貼られるor近くに置かれてるケースが多かったです。

・マシンガンのようなキック
マシンガンのようなキックが入ったユーロビート、2000年にしてはずいぶんとアヴァンギャルドでは?

・ネームエントリーにAAAと名前を残す
決定ボタンを連打するとAAA的なやつから何らかの特殊な名前(タイトルにちなんだやつ)に変換されるケースもあった気がするんですけどこれはうろ覚えです。

・中腰のまま目をきらきらと輝かせる霧江
このときのキリエちゃんが(チエちゃんにとって)可愛すぎたのが動機。チエちゃんは「恋するキリエちゃん」が好き。

第三章

・このおかしいはストレンジとファニーの両方を兼ねている
チエちゃんがキリエちゃんのこと好きすぎる。

・私は土日にはアリゾナに来ない
仕事で東京に行ってるから。

・週明けの月曜の放課後
強制の仕事による突発休みが多く定常的な部活動が難しいためチエちゃんは帰宅部。仕事がない日であればゲーセン三昧できる。仕事があるとバイト相当の時給で換算されたお小遣いをもらっているのでゲーセン代には困らない。

・石目が声をかけてくる
本来ならチエちゃんもキリエちゃんもゲーセンの店員さんと積極的に関わるタイプじゃなさそう。石目とある程度親しくなったのは、二人が店でなにかトラブルにあって、石目に親切に対応してもらったのがきっかけかも。それとも石目が企画と司会をやったプンミュの店舗大会に出たからかも。

・ゲームにクレジットを入れすらせず
机と椅子があって、ノートを読むだけで帰ってもいい場所。

・アリゾナで霧江と出会って一年強
チエちゃんとキリエちゃんの出会いは1999年3月。二人とも高校一年生の終わりぎわ。

・このエリックの書き込み~それならひっくり返して~
キリエちゃんに書かされたセリフ。論理になってないけどなんか勢いがある。

・私は止めるつもりはなかったし
チエちゃんの狙い通りなので。

・手提げ袋にスニーカーを入れて持ち歩く
最近読んだアーケードゲーマー小説で、指定靴は学校に置きっぱなしにしてスニーカーで登下校するという手段を見かけて、そっちでもよかった。

・しばらく経ってから自分の手帳を開くチエちゃん
キリエちゃんの遊んだ曲をこっそりメモるため(後で本文中に記述あり)。

・RFN
音楽ゲーマー。25歳。女性。アリゾナの近所の法律事務所で働く事務員。わりと常連の自覚があるのに、エリックなんてプレイヤーを見たことないので訝しがっている。でも過去のノートを見返すほど熱心ではない。

・玄武
格闘ゲーマー。14歳。中学生。

・ラック菜
なにその名前。格闘ゲーマー。30歳。

・エリックからの最初のメッセージ
チエちゃんなりに懸命に考えた頭良さそうな文体(キリエちゃんの中のエリックのイメージを壊さないように)。

・ライヂングスター
テックダンス楽曲。タイトルの元ネタはアンディーメンテのゲーム「ライヂング☆スター」。

・黄
当時の「レボリューショナリー・フロア」の難易度は3段階で、低いほうから順に緑、黄、赤と呼ばれる(ギタドラ方式ともいう)。

・水底の華炎
アートコア楽曲。人気曲で、後に他社ゲームにも移植される。

・アビ
Abyssうんたらかんたらっていう長い曲名なのでみんなアビって呼んでる。

・アーマーオブ
Armor of Her Majesty。ハウス楽曲。略称なのにオブが残ってるのはアーマーなんとかって曲が他機種にもあるから。たぶんそのうちさらに略されてオブって呼ばれる。

・曲名は出るものの
このひとたち曲の話もアーティストの話もあんまりしないので、ゲームとして好き、が強いのかも。

・理論値はえぐい
理論値はえぐいので。

・年下なのでタメで話して
キリエちゃんは中学校のころはソフトボール部。学年と上下関係は1:1が染み付いてる。

・TAKERU
レボのメーカーのインハウスミュージシャン。いわゆる「踊れるロック」が得意(サカナクションみたいなイメージ)。プンミュの楽曲担当キャラや楽曲バナーに描かれた人物(バンドやってる学生のキャラが多い)は、ファンからTAKERUキャラとして総称される。

・捧げます
特定の人のために絵を描いて見てもらうことを「捧げる」と呼ぶのは一般的?

・メッセージは多くても一日あたり一往復
携帯電話による電子メールすら一般的でなかった頃の話。ちなみに2000年に高校3年生であった世代(下論文の「1998年世代 女子」)の携帯電話利用率は、高1の4月に約30%、高2に71%、高3では88%。iモードのメールサービスも1999年2月に開始されているので、いちおうメールも使えるタイミング。キリエちゃんは持ってそうだけど、たぶんエリックとはメアド交換したりしないと思う。チエちゃんは仕事用のポケベルだけ持ってるけど私用には使わない。(下リンク先はPDFです)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasi/26/0/26_0_161/_pdf

・直接お話がしたいです
遠からぬうちに破綻する企みだってチエちゃんも分かってたと思う。

第四章

・霧江の思考が~
チエちゃんがキリエちゃんのこと好きすぎる(again)。

・だから何も言わずに姿を消した
キリエちゃんには本当のことを知ってほしくないし、かといって嘘もつきたくなかったチエちゃんの選択。

・チエちゃんの経歴
フィクションであり実在の人物のものとは一切関係ありません。ただし、一部のエピソードは「ゲームセンター文化論」にあった記述から膨らませたもの。

・私は霧江に手紙を送った
キリエちゃんがまだ地元に住んでてよかったね。チエちゃん手紙出す前にこっそりキリエちゃんのおうちがまだあるか見に行ったんじゃないかなあ。

・クリスマスイブの夜
ちょっと気まずい会話(なんせともだちの罪の暴露だ)になりそうだったので、周りは騒がしいほうがいいと思ってクリスマスイブのファミレスにした覚えがある。そういえば次回作もクリスマスイブから始まってるのにいま気付いた(完全に無自覚)……。

・エリックの最後のメッセージを指でなぞりながら
手で書かれた文字に、その筆記者を想いながら触れる描写が好き(突然のフェチ)。このときキリエちゃんが思い浮かべてるのはあくまで十年前のチエちゃんだけど。

・探偵役による真相の指摘
謎の存在そのものを隠蔽するミステリが好みなので、やりました。

・隠しておけると思ったのに
隠しておきたかったのに自分からキリエちゃんに連絡取っちゃうチエちゃん愛しい。

・レボをある程度プレイしてる人じゃないと~
普段プレーしてない機種(特に他社)だと告知画像だけ見ても新曲か復活曲か移植曲かすら分からなかったりする。

・チエも実はレボの熱心なプレイヤーで
サントラだけ聴く派かもしれないじゃん!!!って思ったけど、たぶん当時のリリース習慣だとまだサントラ出てないと思う。バージョンの稼働初期にもうサントラが出るようになったのはGITADORA無印あたり?

・霧江に追いついて一緒にプレーしたかったから
ある程度弾けるようにならなきゃピアノの先生に見てもらうの恥ずかしい!ってドレミファソラシドを弾けるようになってからはじめてピアノ教室に行った誰かさんにそっくりだ。やっぱりチエちゃん私なのでは?(私じゃないよ)

・本物のエリック
本名は三倉英一(Eichi Mikura)。当時21歳。この世界線では2010年時点で既に音ゲーマー引退済み。

・塾が終わると二十二時を過ぎちゃうから~ゲーセンには入れなかった
18歳未満が22時以降に入店できない条例は、1985年施行の風適法に基づくもので2000年時点でも有効。実際は2人とも誕生日来てるから18歳だけど、高校生は一律で22時までっていう運用が多かったと思う。多分。

・今は固定の名前を記録したエントリーカードがあるけど
音ゲー最初のエントリーカードはたぶん「GUITARFREAKS 8thMIX / drummania 7thMIX power-up ver.」(2002)。プレイ記録媒体という意味では「beatmania III」(2000/3)のフロッピーディスクか。

・乗っ取り
メイントリック。
初期プロットでは別のトリックがメインだった。変えてよかった。

・エリックへの憧れを公言する霧江を喜ばせたくて
前述の通りチエちゃんは誰かに恋してるキリエちゃんのことが好き。その恋の対象が自分である必要はない(願ってしまうことはあるけれど、結局それは非現実的だと冷めてもいる)。

・エリックの切符
サブトリック。チエちゃんが乗っ取りを企んだ根拠の一つなのでわりと重要。

・二〇〇〇年にはまだスイカもパスモもなかった
Suicaは2001年開始。PASMOのサービス開始と相互利用は2007年から。

・青春18きっぷ
1982年開始。

・上等
多義な言葉。さまざまな上等があります。

・エントリーカードは持っているよね?
矢澤さんの二次創作作品「夢のおわり」の影響が色濃い。あの作品がなかったら、この小説もまた存在し得なかったです。

・脚はまだ動くんでしょう?
「夜の名前」はこの台詞のために書きました。

おしまい。

矢澤さんによる次回作「Home.++」にも音楽ゲーム題材のSF小説「木いちごの心臓」を寄稿しています。そちらのセルフライナーノーツも別途公開予定です。


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