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絵本育児のメリットとは?読み聞かせから得られる8つの効果

絵本育児のメリットとは?

読み聞かせを続けてきて感じた8つ効果を、我が子の例を交えながらご紹介します。

①国語力が上がる

息子は文字を覚えるのがスムーズでした。
1歳10ヶ月で数字を、2歳でひらがな、3歳でカタカナとアルファベット、そして今は簡単な漢字を理解しています。

話を聞きながら目で文字を追う、を繰り返すうちに、自然と文字を覚えていったのかもしれません。

助詞の「は」(「私は」の「は」)を、耳で覚えた音の「わ」ではなく「は」で認識していたのも、絵本の文字を見ていたおかげだと思います。

絵本に出てくる表現や言い回しに触れることは、語彙力の向上につながります。語彙力が上がることで、自分の感情や状況などを伝える力がついたと思います。
また、話を理解する力=読解力も身についたと思います。

②絵を見ることで感性が豊かになる/物事の理解が深まる

綺麗な絵を見ると、心が動かされます。子どもにも小さい頃から色々な綺麗な絵を見せて、感性豊かに育ってほしいと思っています。

また、知らない言葉も絵と照らし合わせることで理解につなげることができます。例えば、ある絵本で「ヤマネ」という動物が出てきました。幼児には馴染みのない動物で、もちろん息子も知りませんでしたが、絵と合致させることで「この子がヤマネかー」と理解しました。

③想像力が育つ

絵本の登場人物と一緒に擬似体験をすることで想像力が育ちます。
息子も、絵本の中で空想の世界を楽しんだり、話の展開を予想したり、想像力を働かせています。

④コミュニケーション力がつく

幼稚園に入園したばかりの頃、息子はお友達とのコミュニケーションがうまくいきませんでした。いつも自分が優先されてきた状況から一転、同じ歳の子ども達と過ごさなければならない。よく、おもちゃの取り合いで喧嘩をしていたようです。

そんなとき、内田麟太郎さんの『おれたち、ともだち』シリーズを読みました。
きつねとおおかみと仲間たち。遊んだり、喧嘩したり、助け合ったり、うまくいかなかったり…。いろんな友情の形が詰まっていて、友達との関わり方を教えてくれているようでした。

絵本の登場人物を通して、いろいろな感情に触れることで、気持ちを察する力が少しずつついてきたのではないでしょうか。

年中になった今では仲良しのお友達が増え、楽しく登園しています。

⑤自分と重ねることで成長する

例えば、トイトレが進まないときに『おむつのなか、みせてみせて』を読んだり、入園した頃におかしゅうぞうさんの『ようちえんのいちにち』『ようちえんのはる・なつ・あき・ふゆ』を読んだり…。

子どもの状況とリンクさせた上で少し先の様子を見せることで、自分のことに置き換えて成長しようとする心を育てることができます。

⑥知的好奇心が刺激される

絵本を通して物事の仕組みを知ったり、知らない世界に触れたりすることで、知的好奇心が刺激され視野が広がります

例えば『しずくのぼうけん』
水のしずくがお日さまに照らされて水蒸気に変化し、次は空に上って雨になり、寒い夜には氷になって、再びしずくに戻る。一冊の絵本に科学が描かれています。
息子は、水が形態を変える仕組みを完全には理解していませんでしたが、次々と変化する様子に興味津々でした。
今はまだ難しくても、後々「これ知ってる、絵本で読んだ」と思い出す日がくるといいな、と思います。

読み聞かせ絵本ではないですが、図鑑もおすすめです。息子も図鑑が好きで、小学館の『図鑑NEO』や学研の『きかいのしくみ図鑑』を読んでいます。
一人で読むこともありますが、一緒に読みながら難しい部分を親が補ってあげると理解が深まると思います。

⑦集中力がつく

息子は小さい頃から落ち着きがなく、一時たりともじっとしていられない子でした。
読み聞かせの時も、すぐに次のページをめくろうとしたり、立ち上がって動き回ったり。
しかし、読み聞かせを続けるうちに、だんだんと集中してお話を聞くようになりました。
今では「ぼくが読むね」といって、一冊まるごと私に読み聞かせをしてくれます。

⑧親子のコミュニケーションがとれる

どんなに忙しい日でも、叱った後でも、寝る前には必ず絵本を読んでいます。そうすると、子どもは安心して眠りにつきます。大好きなお母さんお父さんの声や肌の温もりが、子どもにとっていちばん落ち着くからです。

良い絵本に触れたり、子どもの楽しむ姿を見たり…。寝る前の読み聞かせは、私自身も心が穏やかになる時間です。

家事、仕事、育児などで忙しい毎日ですが、ほんのわずかな時間でも暮らしに絵本を取り入れてみませんか?きっと豊かな親子時間を過ごせることでしょう。

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