留魂録 - 感想・引用
今回の記事は、吉田松陰が処刑される前に松下村塾門下生たちに向けて書いた本です。この本から明治維新が始まったと言っても過言ではない名著です。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
メモ
「留魂録」は、吉田松陰が処刑される直前に松下村塾門下生たちに向けて書いた本
「処刑を前にして、生死を度外視し、あるいは死を望み、生を希求した後、転じて死を覚悟するに至る、揺れ動く松陰の心境が率直に語られている部分」
「身はたとい武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」
「人の寿命には定まりがない。農事が四季を巡って営まれるようなものではないのだ。」
「十歳をもって短いというのは、夏蝉を長生の霊木にしようと願うことだ。百歳をもって長いというのは、霊椿を蝉にしようとするような事で、いずれも天寿に達することにはならない。」
感想
この遺書から明治維新が始まったというのを考えると感慨深い。
意思・意志を残していく・発信していくというのが大事。
死を恐れず、後世を教育し、自分が蒔いた種を彼らの時代に収穫できるようにという志士がすごい。
生きた年数は長くないが、長く人々の心に残る、長生きした人物だと言えると思う。
美しい死に様・印象に残る死に様に美学を感じるのは日本人的な感覚なのだろうか?
かつ、人を教育・感化させる力の源はどこにあったのだろう?
同じような思想を持っていたとしても、これほど弟子や後世が、意思を持って行動するというのがすごいと思う。
何が松陰を行動させたのか?
松陰のこの情熱の対象はどこにあったのか?
国・藩・子孫
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