ライト兄弟 イノベーション・マインドの力 - 感想・引用
今回の記事は、「ライトフライヤー号」で有人動力飛行に初めて成功したライト兄弟の伝記です。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
感想
信念は非常に大事なのだなと考えさせられた本だった。
お金や環境、常識、サポートなど、いろいろな理由を述べる人はいるし、そういうサポートがあるからこそできるという人はいるが、何にもまして大事なのは意志なのだろうなと思った。
ライト兄弟は、飛行機械も自前で作ったし、財政的な支援を受けたわけではない。
それでも、できると信じて最終的にやり遂げたのはすごいなと思う。
重力に反して空を飛ぶというのは、感覚的にも一番、難しそうと思う、直感に反する行為なので、すごいなと。
技術・環境・マインドの発展・革新
リリアンタールが与えた影響は大きい。
これで空を飛ぶというのが、そこまで夢物語ではないのではないか?と人々が信じるようになったのだと思う。
動力源としてエンジンが出てきているのも大きい。
飛行船がすでに実用化されているのも大きい。
空を動力源を使って自由に飛ぶというのは、本当に実現可能とは思えないが、上で述べた技術革新やマインドのアップデートによって、できるのではないか?と思えてくる。
アイデアはやっぱりConnecting dotsしているだけだなと思うし、それらの技術や事例がきちんとシェアされる世界というのは素晴らしいと思う。
ディスカッション・パートナーは大事。
各自がベストを尽くすというのは大前提だが、違う視点や考え方、別のアイデアが組み合わさったAuf hevenすることによって、新しいもの・やり方というのが出てくる。
習慣
この時代の人たちは日記を取るのが普通なのだろうか?
とてもマメにつけていたというのがわかる。
振り返るという習慣は大事なんだろうな。
成功した後の話
メディア対応はやっぱり大変なのだろうなと。
キャサリンは上手だったけど、兄弟はどちらもあまり。
本業以外にメディア等の対応をしなければならないというのは、湯川先生を思い出した。
オーヴィルの遺産は現代価値で1000万ドル程度。
やはりお金が目的ではなかったんだろうなというのがわかる。
「世界に永遠の平和をもたらすものをどうしても発明してみたかった。しかし、私たちはまちがっていた。(略) 私は誰よりも飛行機がもたらした破滅を嘆いているが、少なくとも自分が飛行機を発明したこと自体はまったく悔いていない。飛行機とはまさしく火のようなものなのだろう。火がもたらした恐ろしい破壊はことごとく恨むが、人類にとって火を使うことを見出したのは誠にすばらしいことであり、この発見を通じてわれわれは何千、何万という火の重要な使い道を学んだ。」
火を発見したというのは良い表現。
アメリカン・スピリットを体現しているような人物。
開拓者精神がすごい。
愛国精神もあるなと思った。
引用
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