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DMと君と。♯3

カーテンを備え付けてない僕は
毎朝、陽の光が目に差し掛かったときに
目を覚ますのがルーティーンである。
しかしいつもより遅めの起床。
分厚い雲が空を覆い僕の目覚めを遅くする。

そのまま枕元にあるスマホを触る
充電は100%、通知1件…DMだ。

「おはヨーグルトは朝食!!」
もちろん画像付きで朝食はヨーグルトと
わざわざ報告してくれた。
低気圧のせいか頭痛がする。

「おはようかん」と返信してみた。
既読がつく。無視された。頭痛がする。
いったい何のため自分が摂取するものを
僕に伝えてくるのか理解に苦しんだ。

今日は夜にライブがある
現在時、13:17。「おはようかん」じゃなくて
「こんにちわんこそば」にすべきだったと後悔
ネタ合わせの時間は16時、頭痛がするから寝よう。

と、枕に顔を埋めたときに通知音
「今日も見に行くので楽しみです!」
そうか報告ガールが見に来てくれるのか
顔も知らないその女性に少しの期待を抱く

朝からヨーグルトを食べる女の子は
きっと色白で健康的でいい匂いがすると
勝手に脳内で理想の女性像を作り出した。

いつも使う電動シェーバーでなく
T字のカミソリで濃ゆい髭を剃った
男とはバカである何も変わらないのに
小学生の時だってそうだった
バレンタインの日だけ、入念に歯磨きをして登校
自分は何も変わってない
何でそんなにキスできるとでも思ってるのか。

今日は何のネタをしよう。
そうだ俺のセリフ量が多いあのネタをしよう。
そんなことを呟きながら
ロキソニンを2錠飲んだ。(つづく)

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