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ドル高いつまで続くのか。 1980年代以来の高水準世界経済が上向きに向かい、米国が大統領選を控える中、歴史的なドル高が続いている現状だ。

 こんにちはKeiです。

 世界の外国為替市場はここ10年、ドル高一辺倒であった。だがどんな王国も永遠には続かない。ウォール街の大方の予想に反して、ドルは今年に入り改めて勢いづいているのが現状だ。物価指標が強弱混在していることから、投資家は利下げ織り込みを後退させているのだ。

 他通貨と比べたドル相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的に利上げしていた2022年のピークを依然として下回っている。それでも、インフレ調整後では歴史的に見て高水準にあり、国際決済銀行(BIS)のデータによれば、1971年にリチャード・ニクソン米大統領(当時)がドルと金の兌換(だかん)を停止した時の水準を10%下回っているにすぎない。これほど一貫してドル高が続くのは、典型的なタカ派のポール・ボルカー氏がFRBを率いていた1980年代以来だ。

 もしもドナルド・トランプ氏が11月の米大統領選挙で再選すれば、米ドルの価値は下がる可能性がある。人民元は、利回りの低い中国債券から外国人投資家が逃避していることで下落圧力にさらされており、目につきやすい。そろそろドル建て投資から米国外へ移す資金を増やすべきかもしれない。

 米政府が導入した関税がドル高誘因になることは理論的に示唆されており、最近の研究である程度裏付けされてもいる。

 歴史が完全に再現されることは決してないし、投資家はプラザ合意後のような急激なドル安を待つべきでもない。一方で、ドルが永遠に上昇できるなどと考えるべきでもない。

日本円はこの先どういう動きをするか注意が必要であるようにアメリカドルも注意して見続けないといけない。日本人はSP500やオルカンなどに投資している確率が高いので、アメリカドルが弱くなると資産が目減りする可能性がある。みなさんの持っている資産が今後どのような動きになるか予測し、良い資産運用ができることを願っております。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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