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血気盛んな若者たち

「若者」とかけまして、
「仲直り」と解きます。
その心は、
 わかいです。
#若い
#和解


地元の秋季例祭でした。

この祭は例年獅子舞が町を練り歩きます。
一軒一軒周り、花(祝儀)を集め、その家の前で獅子舞を披露します。
こちらの地域の獅子舞は、主役は獅子を倒す「棒振り」と呼ばれる人です。
地域の若者が集まる青年団がメインで棒振りは小学生がします。

数十年前、隣接した4地区が全て接する地点でそれぞれの獅子舞の演舞を見せ合うということが始まりました。
通称「四角(よつかど)」で、4つの獅子舞が揃い踏みです。
この時の棒振りは小学生ではなく、青年団。
この日のために太鼓や笛といったお囃子と共に練習を積み重ねでいます。

早朝から町内を練り歩き、夜に四角です。
ほとんどの青年団はかなりお酒が入っています。
そんな中、他地区との競演です。
血気盛んな若者たちは、当然のように喧嘩を始めます。

普段はそんなに仲が悪くもないのに、この時ばかりは他地区ということだけで喧嘩をします。
最初はじゃれ合いのようなものだったのかもしれません。
しかし、いつしか暴動レベルにまで発展しかねなくなり、それぞれの地区の区長が集まり、この四角を中止することにしました。

青年団は、伝統ある獅子舞をやめたくなく、もう喧嘩はしないと約束し、また復活しました。
この頃はコロナもあり、大々的にはできていませんでした。
今年こそ大々的に、と思ったところに災害です。
神社も被災しました。
それでも青年団は獅子舞を決行することにしました。

そしてクライマックスの「四角」。
どうしても喧嘩になりそうな場面も出てきます。
それを宥める古参や大人たち。
もちろん警察もかなりの人数で警備にあたってます。

今年は無事に大きな事故もなく終わったようです。
これからこの町も盛り返していける、そんな力が湧いてくるような息吹も感じさせられました。


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